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魔王として転生したのですが、聖属性だったので、配下の魔物たちを浄化してしまったのですが、これからどうすればいいですか?  作者: stardom64
第三章 (●▽×)とケチャップかけすぎオムライスの秘密

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6 ついかえぴそーど 着ぐるみないので今日はティラノサウルスです。


唐突にお部屋を出なければならない用事を思い出したくまたん。


「冷蔵庫の中のカフェラテあと一本しかないくま。」

冷蔵庫を開け中身を確認するくまたん。


「大変くま。一大事くま。カフェインないとヤバいくま。」


お部屋をぐるぐる一周。

そしてさらにもう一周。


「いったいどうしたらいいくま?」


「ケロくんもちょうどいないし…。」

そしてくまたんの目に留まるくろーぜっと。


「くっま。あの手を使わなければならない時がついに来たくま。」

クローゼットを開け、あるものを取り出すくまたん。


「もう、これしか方法はないくま。」

クローゼットの中にあったのは万が一の時のための着ぐるみスペアである。


「カフェオレのお店があるのは城を出て町の確かラウネがこっそり副業してる店の隣だったくまよね?」


「さっそくお着がえするくま。」


グリズリー風。


「これが一番近いくまだけど、なんかリアル調で子供受けがよくなさそうくま。」


ぱんだ。


「これはいいかもくまね。」

鏡の前でポーズをとってみるくまたん。


「なかなかいいくま。」


最後は…。


「ティラノサウルス風。なんかよくわからないくまだけど。これもお気に入りくま。ただちょっと、空気入れるタイプだから時間かかるのが難点くまだけど…。」


鏡の前でその大きな恐竜の首をふりふりするくまたん。

「全く前が見えんくま…。」


☆☆☆


「え?なにあれ?」

「しっ、見ちゃいけません。」


「なにあれ、恐竜?」

「しかもちょっとふらついてない?大丈夫?」


のしのし、城内を歩き。


「城にこんなのいたか?」

「さあ?」


門番の詰め所を通り過ぎ…。


「やっとついたくま。」


「カフェラテくださいなくまっ。」


「…。恐竜?」


「え?お金持ってるんですか?」

カウンターのお姉さんに困惑されたくまたんなのであった。


☆☆☆


「あれ?冷蔵庫のオレンジジュースがあと一本しかないわね。」


「姉さまによれば、この辺に売ってるみたいだけど…あ。あれかな…。」


「ん?なんかめっちゃ混んでる。」


店の前には人だかり。

隣の花屋の方まで群衆は伸びている。


「失礼、なんの集まりですか?」

その辺の通行人に聞いてみる。


「で…出たんですよ。竜が…。」


「竜?」


「絶滅したと言われるあの恐竜です。」

ずこー。思わずずっこけるフェーナ。


「ドラゴンじゃないのね?」


「ほら、頭が見えますよ?アレが獰猛な肉食恐竜でっす。」

群衆の間から見え隠れするふわふわしたオレンジの頭。


「なんかすさまじくゆるふわな気がするんだけど…。気のせい?」


「獰猛って?じゃあ、なんでその獰猛な恐竜を一目見ようと集まってるんですの?」


「実はいま。なんと…写真撮影タイムなんです。獰猛な恐竜も今だけ、おとなしくなるんです。」


「いや、そんなことある?」


「いやー。こっち向いてくれた―。」

観客から上がる黄色い歓声。



ここに本物の竜がいるんだけどな…そう思うフェーナなのでした。


☆☆☆


「次のお客様―ネ。」


「あれ?あなたどこかで…。」


「お写真は一枚だけネ。」


「料金は金貨10枚。」

「え?お金かかりますの?」


「もちろんネ?」

「握手は一回。チェキ一枚こみこみね。」


「まあ、いいですわ。」

何気なく握手するフェーナ。


「なんかふわふわしてますわね。」


握りすぎて、なんか空気の抜ける音がし始める。



「く」


「く…。」


「くま…?」



「しぼんでくくくくくまままっままままままままあまっ。」


「あっ。」


「くまっ?」


すぐに中身はバレたのだった。


☆☆☆


「あっ。ジュース買い忘れましたわ。」








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