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魔王として転生したのですが、聖属性だったので、配下の魔物たちを浄化してしまったのですが、これからどうすればいいですか?  作者: stardom64
第三章 (●▽×)とケチャップかけすぎオムライスの秘密

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5 ぬいぐるみだって、うんこするもん、ほんとだもん。


「くまっ。」


大浴場から上がってきたくまたん。

そこであることに気づく。


「ないくま。」

「ないくまっ。」


洗面台の下。

これ使ってねと書かれたタオルの下。


洗面台の下の配管の隙間。

「まさか、洗われて…。まだ、乾いてないくま…。」


魔法で乾かすのだがすぐには乾かない。

しかもくまたん、あの着ぐるみしか持っていない。


いくつも部屋に陳列されているわけではない。


「今から本物のくまさんの身ぐるみはぎにいくいま?」


「いや、それもあんまり現実的じゃないくまね。」


「というかやっぱりこの部屋から脱出する必要があるくま。」

部屋の中を察しているともうひとつメモのような手紙を見つけた。


これ使ってね。

私のお古だけど。


「???」

「私のおふるって誰のくま?」


まおーさまは身長、全然違うくまだし。

リリアはたぶんというか絶対、貸さないくま。


まあ、身長もだいぶ違うくまだけど。

ラウネの服はツタが生えても破れないやつ(謎理論)って言ってたし、たぶん違うクマよね。


だとすると、身長近いのはケロくんくまだけど?(ケロくんの方が若干身長は高い。)

ケロくん男くまよね。


でもまぁ、彼氏シャツも悪くないくまね?


「とりあえず…。広げてみるくまっ。」


「…。」


広げてみると、それは真っ赤なドレス。


しかもめっちゃフリフリ、リボン付き。


「悪目立ちが過ぎるくまっ。」

「しかもなんか、後ろに穴開いてるくまだけど…。穴開いてるやつよこすなくまっ。」


「というかこれ、絶対ケロくんのやつじゃないくまね?」


「でも外に出るにはこれしかないくまよね。タオル巻いて出るわけにはいかんくま。」


「仕方ないけど、着てみるくま。」


「でも、恥ずかしいからまた後で自分のお部屋で着替えるくま。」

カーテンを引き、その向こうで着替えるくまたん。



「着替えてみたくまけど、しっかし、すんごい、ぶりっ子デザインくまね。」

鏡に映る自身の姿を見て、そう評するくまたん。


「これじゃあ、さすがに城内あるけないくまよ。」


真っ赤なフリフリの衣装にリボン。


「きゅっまっ。」

鏡の中の自分に向かってウィンクするくまたん。


「何か大切なものを失った気分くま。」


☆☆☆


脱衣所の部屋の扉をそっと開ける。

そしてあたりをきょろきょろ見回す。


「よしっ誰もいないくまね。」

誰もいないのを確認し、進むくまたん。


くまたんの私室のある獣人区画は城の真ん中にある大浴場から最も遠い。

というかくまたんのこのフォルムを知っているのはこの城の中でも極ひと握りだけなのだ。


見つかったら絶対もてあそばれるのは確定である。

ましてや今この城には犬猿の仲のリリアの元スケルトン軍団がうようよしている。


「非常にまずいことになったくま。」

城のいたるところでリリアの部下の女騎士たちが警護に当たっている。


なかでも、大広間はその数が多い。

しかしそこを通り抜けなければ獣人区画にはたどり着けない。


「なかなか厳しい戦いくま。」


「ねぇ、知ってる。最近街にできた…。」


「ああ、知ってるあのたまにしか開かない花屋よね。」

時に飾られた甲冑に時に身を隠し。


「そうそれでさー。」

時に燭台の横に隠れ、時に梁の裏に隠れ、前に進むくまたん。


「そのお店って実はラウネ様のおみせらしくって…。」

しかしそれも長くは続かない。


くまたんは通りすがりの騎士団の視界に入ってしまった‼


「みて、何あの子ちっちゃーい。」


「かわいいいー。」

「どこから来たのー?」

お姉さんたちに囲まれてしまった。


▼逃げる

▽捕まる

くまたんは逃げるを選んだ‼


「パパとママはどうしたのかなー。」

逃げようとしてひょいっと抱えられるくまたん。


くまたんは逃げるのに失敗してしまった‼

騎士のお姉さんたちには効果がなかったようだ。


「離すくまっ。」

「どうする?とりあえず託児所連れてく?」


「子供じゃないくまっ。」


「あっ。逃げられちゃった。」


くまたんはレバガチャに成功した。


☆☆☆


「はぁ、やっとついたくま。」

「とりあえず着ぐるみ乾くまではお部屋でないくま…。」


☆☆☆


お城の洗濯場にて


「なんだろう、ほかの洗濯物に混じって、干されてる光景…違和感しかない。」




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