4 綿全部引っこ抜いて、アジの開きみたいに干されることは免れました。
「え…。ていうか、くまちゃんってそういう種族じゃなかったの?って言うかどの口がコスプレいってたのかなー。」
「くままっまあっまm…。」
お風呂場でフェーナにもこもこのあわあわにされるくまたん。
ちなみに外身?の着ぐるみの方は現在お洗濯中。
「こうしてみるとあなた結構かわいいわね…。」
「じろじろみるなくま。目に泡入ったくま。なんとかするくまっ。」
ちなみに本体はお風呂入るのは別に嫌いではないみたい。
「え?我、メイドさんじゃないけど…。」
「目痛いくま。シャンプーハットつけるくまっ。」
なんか、いろいろ文句こそ言ってるけど。
「え?そんなのないよ?雑に洗ってるだけだよ?」
「ざつにあらうなくまっ。」
というか、ドラゴニアとの国境沿いの温泉で入ってたし。
むしろ、着ぐるみの方にこだわりがあるのかもしれない。
たぶんあれ、一着しかない一点ものだよたぶん。
だって私が浄化した奴だし。
「どこかにあるはずくま。とってくるくまー。」
くまたんはあわあわがおめめ入るのいやみたいです。
「あーまた逃げるつもりでしょ。」
「そんなことなくま?ぜったいないくまよ?」
怪しさ満点のくまたん。もちろんたぶん絶対逃げる気である。
「もう、お姉さんが捕まえちゃうぞ。」
「くっつくなくま。くすぐったいくま。」
もこもこのあわあわのままフェーナにくっつかれるくまたん。
「うりうりー。」
「あつくるしいくまっ。」
「あれ?くまちゃん羽あるんだ。空とか飛べたりする?」
シャワーであわあわを流す途中、くまたんのお背中にちっちゃい羽を見つけたフェーナ。
「飛べないくま。ホバークラフトみたいなことならできるくま。1cmぐらいなら浮けるくまよ。」
「え?何それ?」
「すごいくまでしょ?」
「いや、それ、ドラゴンにいう?」
☆☆☆
「ところで、羽の付け根とかもしかして弱かったりする?」
「くすぐったいくま。やめるくま―。」
「まおーさま、助けるくま―。」
「くまたん、キレイになって帰ってきてね。」
「そんなばなな…くまー。」
☆☆☆
「決めた、あなた今日から私の抱き枕に認定するわっ。だってあなた可愛いし、お人形さんみたいだから。」
「くまっ⁉」
「というわけで、私の抱き枕に認定するわっ。」
「勝手に任命するなくまっ。」
「じゃあ、こうしない、勝負に我が勝ったら、抱き枕。負けたら…。抱き枕をあきらめるわ。」
「それ、くまたんに何のメリットあるくま?受ける意味ないと思うくまだけど。」
はあ?といった感じのくまたん。
というかフェーナはくまたんのこと、ぬいぐるみか何かだと思ってるのかな。
まあ、着ぐるみなんだけど。
「姉さま。くまちゃん一日だけ借りていいですか。」
「話聞けくまっ。」
「いいけど…。」
「勝手に話進めるなくまっ⁈」
「よかったね。くまちゃん。」
「何にもよくないくまっ。」
ムスッとしたくまたん。
「きょうはいっしょにねんねしようねー。」
「ぎゅまーーーーー。」
それに対して威嚇どころか敵意むきだしのくまたんなのでした。




