表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王として転生したのですが、聖属性だったので、配下の魔物たちを浄化してしまったのですが、これからどうすればいいですか?  作者: stardom64
第三章 (●▽×)とケチャップかけすぎオムライスの秘密

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

73/92

3 絶体絶命の大ピンチ。着ぐるみ強制洗濯。くまたん。お風呂の時間です。


というわけで、くまたん、お風呂の時間です。


「いやくま。入らないくま。」

この機に及んでいやいや首を振るくまたん。


「くまちゃん、お風呂入らないとくちゃいよ。」

「いやくまー。」


「くちゃいからお風呂ね。」

フェーナにじたばたしながら引きずられていくくまたん。


「足取れるくま―。」

「はいはい、ぬいぐるみだから大丈夫でしょ。取れたら縫ってあげるからねー。」


「床引きずると、汚れが付くくまー。」

「もう汚れてるから一緒でしょ。」

必死の抗議の声も全てフェーナに軽くあしらわれ、片足を引っ張られ、引きずられていく。


「まつくま。ちょっとトイレ行きたいくま。我慢できないくま。もうでそ…。」

「もう、ぬいぐるみはうんこしないでしょ。」

やれやれといった感じで、フェーナに反応されるくまたん。


「ぬいぐるみだって、うんこするくまーーーー。」


それは断末魔の叫び声だったのか?

あるいは…。


こうして、くまたんは無事、お風呂へと到着したのだった。


☆☆☆


さてさて、お洗濯の時間だよ。


「くちゃくないくまっ。おひさまのにおいくま。」

この機に及んで抵抗するくまたん。


「いや、くまたん。体中べとべとだよ。主にゼリーと釣りえさのワームの汚い汁で…。」


長旅でくまたんの毛並みはべとべと、ところどころ、べちょべちょ、してるし、水につけたら黒い汚れが出てきそうな感じ。


「これぬいぐるみ用洗剤で落ちるかな?」

しかもちょっと匂うし。


「くまちゃん、お風呂入らないと、綿全部抜いちゃうからね?」

「くまっ⁉」


「綿全部抜かれたら、しわしわくまたんになっちゃうくまっ。」

「いやそれどういう状態?」


「姉さま、くまちゃん。とりあえずお湯に入れちゃいますね?。」


くまたんを着ぐるみのまま引きずり、湯船につけようとするフェーナ。


「ちょ、まつくま?何するつもりくま?」


「何って。くまちゃん。お風呂に入れてあげようと思って。」


ぼしゃん。


「まつくま。それだけはやめてほしいくま。重くて浮き上がれなくなるくまー。」


「きれいになって帰ってきてねー。」

大きな水しぶきとともにお湯の中へ投入されるクマたん。


「くまぁぁああ。お湯が入ってくるくまっ‼」

着ぐるみの隙間から侵入する水。


「くっ。おさえきれないくまっ。」

手で塞ごうとするが、水の勢いは収まらない。


それどころか、どんどん、入ってきてやばい。

このままでは水没してしまう。


くまたんの中で流れていく走馬灯。

「短い間だったけど…。たのしかったくま。」


☆☆☆


「???」

「なんか一人でいろいろ言ってますよ。」


「フェーナ…。くまたんのこれ…。着ぐるみだから。」

そういいながら湯船の中からくまたんを持ち上げる私。


着ぐるみの接合部からは大量の水が流れ落ちる。

そして背中のジッパーを少し開けるとここからも大量の水が。


「くまたん、生きてた?大丈夫そ?」

「はあ、助かったくま。死ぬかと思ったくま。」


「ん?姉さま、くまちゃんの水が出てきた。これなんですの?」

「それは…。」


「見なかったことにしてほしいくま。」

フェーナが目を付けたのは件のぎんいろのふぁすなー。

着ぐるみという証拠。


「見なかったことにするわけないでしょ。その綿全部引き抜いてあげる。」

ふぁすなーを勢い良く全開に開けるフェーナ。


そして露わになるくまたんの全貌。


「えっ。かわいいんんだけど…。」


着ぐるみの中から現れたのは超絶白髪美少女のくまたん。


「中身おじさんかと思ってた。」

「んなことあるわけないくまっ。」


「あんまりじろじろ見るなくま。恥ずかしいくま。」

顔を赤くしてこっちから微妙に視線をそらすくまたん。


かわいい。


そしてくまたんの着ぐるみは、お城のメイドさんの手によってきれいになりましたとさ。

そして中身の方も、ちゃんと洗われることになったのでした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ