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魔王として転生したのですが、聖属性だったので、配下の魔物たちを浄化してしまったのですが、これからどうすればいいですか?  作者: stardom64
第三章 (●▽×)とケチャップかけすぎオムライスの秘密

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2 孔明の罠。くまたん新巻鮭の前に屈する。~残念ながら檻は固くてかみ切れそうにありません~


「くまっ?」

くまたんはブルブルブルしてわんこみたいに身震いする。


「なんだか、とんでもない悪寒をかんじるくま。」


「なんかだれかくまたんの噂でもしてるくま…?」


「…。」


「まさか、綿全部引っこ抜かれて、あじのひらきみたいにされるなんてことはないくまよね?」


「ないはずくま。」


☆☆☆


「とりあえず、何とか逃げ切ったくまね。」

後ろを確認してみるが、がそこには誰もおらず、ただ長い廊下がつづくだけ。


「疲れたくま。」

安心しきったのか、鎧の甲冑にもたれかかり、息を整えるくまたん。


「ここまで、来れば、誰も追ってこないはずくま。くまたんの勝ちくま?ちょっと休憩くまっ。」

そしてくまたんが再び前に向き直ると…。


「ん?」

くまたんの視界に入る何か。


それはくまたん大興奮の好物なのだった。


☆☆☆


「あれは…。」


「新巻鮭くま?」




だらー。くまたんから垂れるよだれ


「さけくまーっ。さーもんくまー。」


目をらんらんと輝かせ、大きな口で縦につるされた新巻鮭を横から食いつき、ガブリ。


「もうはなさないくま―。ずっと一緒くま。永遠を分かち合うくま。」


がシャン。

サーモンに夢中のくまたんの上方から何やら大きな音。


「くま?」

上を見上げるとそこにはくまたんをとらえようとする、上から降りてくる鉄格子の檻の姿が。


「ぎゅま?」

鮭を咥えたまま、がしゃんと檻の中に閉じ込められるくまたん。


「なにごとくまっ?」


「ははっ。まんまとかかりましたね。シロクマ。」

リリアの声。


「図ったくまね?」

「いい加減、お縄についてもらわないと城内が汚れてしまって仕方がないのです。というわけで、日頃のうっ憤を晴らす時なのですっ。」


「それが本音くまね?いいくま。いい機会くまだし受けて立ってやるくま。」


「調子に乗ってると痛い目見ますよ。」


「そうはさせないくま。」

鮭から手を離し、戦闘態勢に入るくまたん。


「よっと。」

リリアは何かを引っ張るような動作を見せる。


「落石でも落とす気くまねの情報手には乗らんくまっ。」


「さ、行きますよ。」

そういって新巻鮭についたひもを引っ張り、檻の中にいたくまたんから奪い取る。


「くっままっままっま。サーモン返すくま。」

上へ上へと昇っていく新巻鮭をとろうとジャンプするくまたん。


「まつくまー。まってくまー。とどかないくまー。」


届かないのに気付いたのか、檻から脱出し、新巻鮭を奪還する作戦に切り替えたくまたん。

くまたんはかみ切れるとでも思ったのか鋼鉄製のかったい檻にかみつく。


「これ、固くて、おいしくないくま。」


☆☆☆


「天使様、シロクマ、捕まえました。」

私の目の前にあるのは日頃のうっ憤を晴らせて、とてもご機嫌そうなリリアと廊下を埋め尽くすほどにでかい大きな檻。


そしてそのでかい檻の武骨な鉄骨をかみしめているくまたん。


どうしてこうなった?


「くまたん、それ美味しい?」

「おいしくないくま。鉄の味がするくま。ぺっぺっ。くまっ。」


「じゃあ、お風呂入る?」

「それはいやくま。」


「なんといまなら、この新巻鮭もついてきます。」

「くまっ。」

リリアのその提案に一瞬反応するくまたん。


「でも、入らないくまっ。」

そしてすぐにそっぽ向いてそんなこと言い始める始末。


うーん。

くまたんの決意はすごく重そうだけど。


ごめん、変なワームの汁つけた着ぐるみはいただけない。

衛生上もそうだけど、なんというか、ばっちぃ。


「ちなみに天使様。この檻。可動式です。コロコロ動きます。」

なるほどよく見ればコロコロもついている。


「よしきた。お風呂へレッツゴー。」


☆☆☆



「あっ、檻の下にコロコロついてる分、若干隙間あるくまっ。ここから脱出できそうくま?」

「まずはおててからくまー。」


「そっとやるくま。」


ガリっ。


「シロクマ、その手には乗りませんよ?」

リリアの堅いブーツでの直撃を受けるくまたん。


「いたいくま。離すくまー。」

しかし残念ながら逃走防止のためそのブーツが離されることはない。


「せめて、新巻鮭くれくま?」

リリアに踏まれながら、そうねだるくまたん。


「え?これですか。これはまた使うので渡しません。賞味期限まだ先ですしね。」


「くままままっまままっままままっまま(手を足で踏まれていることも含む抗議の声)。」







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