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魔王として転生したのですが、聖属性だったので、配下の魔物たちを浄化してしまったのですが、これからどうすればいいですか?  作者: stardom64
第二章 巨竜国家と照り焼きの謎

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3 新たなダンジョン(違法建築)を発見しました‼


「うーん、でもたしかに、一国の主がいないのはちょっと。困りますね。」

リリアが切り出す。


「問題はそこなんだよ。でも、私が行かない訳にもいかないんだよね…。」

勇者君キケンそうだし…。

この二人喧嘩するし…。


そしてなにより、この二人だとぼろ出しかねない…。


ま、究極的に言えば、私が二人いればいいわけだけど…。

「ドッペルゲンガーとかいないよね?」


「なにそれくま?」

「天使さまそれは美味なやつですか?」


私のぼそっと言った独り言に反応する二人。

「ううん。」首を横に振る私。

ここファンタジーな世界観なわけだし。そういう都合のよさそうなのないかも。

他にそれっぽいのいたっけ。シェイプシフターとか…あとは。


コンコン、扉を叩く音。

「会議中に失礼するですっ。デザートお持ちしましたです。」

フリンと元ゴブリンのシェフによってカートから降ろされ、テーブルに置かれていく、プリンとした水色のゼリー。


「タイトルは放課後の夏祭りです。色とりどりのくだものとゼリーの組み合わせをお楽しみください。」

スプーンですくうと揺れる水色の物体。突き立てようとしてもうまくは刺さらない。


ぴこん。思いつきました。

水色のゼリーを見て私の頭の上にでる豆電球。

いるじゃないですか。水色でプルプルしたモンスター。


題してスライムにかわりにやってもらいまshow変わり身大作戦。


「ね、部下の中に誰かスライムはいない?こー変化自在のヌルヌルした球体みたいなの。」

くるくると手を回し、スライムを表現する。


「すらいむくま?部下にはいないくまよ。そもそもこの辺では見かけないクマね。いるとしたら…。」


「いるとしたらお隣の魔女の谷ウェストファリアですね。魔女の実験に使うそうですが、残念ながらすぐに行ける距離ではありません。」


また、知らない用語が…。

と言うか魔女の谷とかある世界なのか…。うーん。


「あ、ちなみに、魔女は人里離れた土地に住んでるから、捕まえに行くのはむずかしいそうですよ。」


「そもそも、スライムは人型にはなれんはずくま。それにいつも球体でプルプルしてるから、何言ってるかさっぱりわからんくま。」


ムリムリと首をフリフリいや、ぶんぶんするくまたん。

いや、かわいいな。

ヒト型…お前が言うなともおもったけど…口には出さないでおこう。


「あのー。」

そこに小声で口をはさむフリン。


「スライムならいるですよ。」


「どこに?」


「いや、それが今食べてるそれ。スライムの肉塊でできています。」

そういってくまたんの目の前に置かれたゼリーを取り上げる。


ヤバい今食べたやつじゃんか。うっ、もう飲み込んでしまった。

「これスライムからとれるドロップアイテムなんです。とっ~ても美味なんです。」

頬に手を当てて美味しさを表現して見せるフリン。


(急に入る謎の声)スライムの肉塊×1 スライムからとれるドロップアイテムの一種、スライムからのドロップアイテムはこのほかに、謎の液体×1、謎の粘液×1、王冠のかけら×1


うん解説ありがとう。

ところで…。「ソレって大丈夫なのよね?」衛生的に…。


「スライムはこのあたりでは食べ物判定なんですよ。あまりのおいしさに中毒者が出るほどです。あっちなみにこれは液状にしたスライムを型にはめて、冷蔵庫で一晩寝かせたものです。」

脳内で再生されるフリンと冷蔵庫。


「それ、毒入ってないよね?」

「大丈夫なのです。種類にさえ気を付ければ‼」


「毒、ある奴とかいるんだ…。」

「例えば食べるエサが毒草だと、ポイズンスライムになっちゃうので食べられなくなってしまうんです。」


「いやむしろ危険なのでは?」

「大丈夫です‼色で分かるので。ポイズンスライムは黒色。通常のスライムは水色ですから。」

「それにこのスライムは食用に魔女の谷ウェスタリアから取り寄せた食用スライムなので大丈夫ですよ。」


「まさかの食用‼」


「はい。養殖です。生きたものを仕入れて繁殖させて、糞ぬきして、調理してます。」

「え?うちの城で繁殖してるの?」

「はいです。ちゃんと管理してるので大丈夫ですよ。今のところ逃げた個体もいませんし…。」


☆☆☆




「この国にはもう、魔族も魔物もいません。ですが、食用の魔物は常に必要とされるのです。特に美味なスライムは…。」


何言ってるのかよくわからないフリンを置いて。城の外にあるというスライム小屋を見に来たリリアと私。

「このあたりですね。フリンが言っていたのは。」


そういうリリア。そしてあったよ。城主の知らない違法建築物その2。

場所はアルネの畑の隣。不自然な牧場のような建物。

扉を開けると…。


頭上にはあるはずのない限りない空。

下には青々とした芝生。


そしてはるか遠くに見える地平線。

建築物に見合っていない中のスペース。

つまりは異空間。


「いや、これ、間違いなく、ダンジョンってやつだよね。」


私でも分かるよく異世界物で出てくるやつ。


☆☆☆


新たなダンジョンを発見しました‼


NAME:違法建築ダンジョン(スライム養殖場)

場所:聖アルデバラン王国 城内

種別:4級ダンジョン 危険度E

出現モンスター:食用スライム


☆☆☆


謎の音声さんにきっちりダンジョン認定されてるし…。

そして出現モンスターは食用スライム。


「そのへんにすらいむ…。すらいむ…。」

あ、いた。

というか小さいな。


「全員、フォーメーションB。天使様をお守りしつつ、スライムを囲むのです。」

近衛騎士たちに囲まれたソレはよくある、スライム水色のゼリーみたいな物。


「あっ、女神様こちらです。」

「うー‼」

鳴き声を出すスライム。

そして、その辺の草をむしゃむしゃ。


そしてその周りをざっと取り囲む私の近衛兵たち。いつでも剣を抜けるよう構えている。

「こんにちわ。」


「お腹でもすいてるのかな?」

にんじんの端っこを手にスライムを誘う私。


「ね、うちに来ない?」






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