表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王として転生したのですが、聖属性だったので、配下の魔物たちを浄化してしまったのですが、これからどうすればいいですか?  作者: stardom64
第一章 

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/91

17 観察日記(朝顔ではありません)



そういえばケロくんたちの勇者の宿捜索はどうなったんだろ?見つかったのかな?できれば早めに招待状を出したいんだけど…。


最近、城内では見ないからこのだだっ広い森に点々とする集落の中にいると思うんだけど。バルコニーにの外に広がる。雄大な自然。さらにその向こうに小規模な街。


ピヨピヨ。

おっと文鳥がきた。勇者からかな?

金属製の筒を外し、中身を開ける私。


んーっと。勇者たちの近頃の動向について…。


☆☆☆


勇者の朝は早い。


毎朝6時起床。


「ん?なんだあさか?」

「まだ眠い。」


「起きろ、戦士もう朝だぞ。」

「見ろ、朝日がこんなに眩しい。」


まず、最初の日課はきまって戦士を起こすこと。


ちなみにこの戦士、名前はない。

そして、きまって、裏庭で、剣の特訓。


敵に見立てた木の棒に何度も、剣を叩きつけます。

たまに、戦士と剣の打ち合いをすることもあります。


「今日はこのくらいにしよう。」


「ああ、そうだな。次は負けないからな!」

「おう。」

そしてたいてい勇者が勝つのです。


時刻は午前7時。

この時間になると聖女が起きてきます。


浄化魔法で身だしなみを整えると、宿のシーツを外に干しに行きます。基本的に聖女は朝の勇者の特訓には付き合いません。

たいてい、浴場でシャワーを浴びるかしています。


そして時刻は午前8時。


この時間になると宿の朝食を出すことになっています。価格は一人金貨二枚です。おっと、今、ちょうど受付にきています。


やはり、朝食を食べるようです。

「3人なので、金貨6枚になります。」


メニューはシンプルに白パンと目玉焼きです。

「いつも悪いわね。」


勇者一行のお財布は聖女が握っています。

「確かに。よい一日を。」

お代をもらうと、木製のテーブルに座る勇者たち。


もちろん、他の宿泊者も朝食を食べに来るので会話がすべて聞こえるというわけではありませんが…。

その会話の内容は様々で。


食事の話から、村の様子、はたまた、恋バナのようなことまで話しています。

朝食は基本ブッフェ形式なので、たまにいざこざが発生することがあります。やれ、自分のやつよりそっちの方が大きいだの、「おっと手がすべった。」自分から落としておいて交換しろだの。


まぁ。ここは元々マのつく国ですから、しょうがないと言えばしょうがないのですが…。

そんなとき、決まって勇者は席を立つのです。

喧嘩に発展しようものなら間に入り、「おいおい、大の男がだいなしだぜっ。」そして、その場を収めるのです。


屈強な男たちが「ヒャッハー。おっと手がすべった。」と料理をわざと落とそうものなら、きまって…。

「危なかったな。大事な料理が台無しになるところだったぜ。」


「ありがとうございます⁈」

相手はそのスピードに目を丸くするのだった。

「今度は落とすなよ?」


「はい‼」


そして朝食を食べおわると勇者一行はたいていどこかへでかけていきます。


この辺りの探索だと思います。

村の周りに生えた薬草を集めたり…。

冒険者ギルドによったり。


もちろんこの国の冒険者ギルドは彼の国のギルドと連携しているわけでも何でもありません。

だから、勇者もここではFランクなのです。


Fランクと言えば、薬草の採集やこの辺りに出る低級魔物の討伐が主な依頼です。

「スライムの討伐依頼にこっちは薬草採取…。」


「まっ、Fランクで受けれる依頼はどこもこんなようなものだよな…。さて、どうするか。」

依頼の紙が張り付けられたボードを見て悩む勇者一行。


「報酬が悩みどころね。」

それもそのはずFランクで受けれる依頼は簡単だが、依頼料、報酬が少ないのだ。

旅をする勇者たちにとってそれは痛手。


Sランク相当の実力を兼ね備えた彼らはできれば割のいい仕事をしたいのです。


「おっ、こっちはBランクの掲示板だぞ。」


「本当か?」

依頼の紙が張り付けられたボードを確認する勇者一行。

「聞いたことのないような依頼があるな?」


「ドラゴン肉?」

「ドラゴンってあのドラゴンよね?」


「ああ、向こうではまずありえない依頼だ。そもそも、ドラゴンなどめったに出没しない。魔王城が近いという証拠だろう。」


「報奨金は一体につき金貨100枚か…。悪い条件ではないが?そもそも勝てるのか?」

そういって依頼の紙を渡してくる戦士。


「だが、俺たちはこの依頼を受けれない。受けれるのはFランクの薬草の採集だ。」

「こっちは…。」

「銅貨5枚ね。」

依頼ボードから紙を外し、二つの紙を見比べる。

「どうしたものか。」


悩む勇者一行。

Fランクの勇者たちでは当然、Bランクの依頼を受けることはできません。例え、実際に実力があったとしても。


ざわっ。

急に騒がしくなる冒険者ギルド。


「おい…みろよ…。」

「あれって…。」

「ああ…Sラ…。」


カツン勇者たちの目の前で止まる足音。


「そこの君たち、うちのパーティに来ないかくまっ。ランクのことで悩んでるくまよね?」


ただ、より実力のある冒険者とパーティを組む場合を除いてですが…。


☆☆☆


マスクオフくまたん参戦‼


普段の着ぐるみを完全に脱いだ姿。

本人は着ぐるみも体の一部らしく、あまり脱ぎたくないらしい。


「勇者たちのとこ行くには何がいいと思うくま?」


「これはグリズリー風。こっちはパンダ風。でこっちが恐竜風…どう?かわいいくま?。」


「いや、着ぐるみでいったら、勇者に魔物と間違われて最悪…クマ鍋に。」


「それはおそろしいくまっ、ケロくんないすくまっ。」


結局、村で、冒険者っぽい服を揃えることになるくまたんなのでした。

「冒険者ってどんなだっけくま?」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ