表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

もし旅行先で災害にあったら。

 観光地の話。(山編)

作者: 観光地安全委員(自称)

 これは観光地を貶める為に書いた物ではありません。

 ただ、観光地を純粋に楽しんで頂く為の執筆しました。

 これから、観光シーズンに入り、様々な計画を立ている方も、いらっしゃるとおもいます。


 その中には、有名な山岳やハイキングスポットに赴く方も中には、いると思います。


 そんな方々に忠告です。

 先ず、現地のスタッフや地元の人達の忠告を、真摯に受け止めて頂きたい。


 何故なら、それはアナタのみならず家族の命を守る為の、だからです。


 今一番タイムリーなのは、阿蘇山ですね。

 ツツジが目を覚まし、野焼きされた山は新芽が芽吹、自然の魅力を気軽に満喫出来る観光スポットです。

 朝は雲海を堪能し、放牧された牛馬にビビり、仲間同士で笑い合う。

 正に一時の思い出作りに適してます。


 しかし、残念ながら入山規制が発令された場合。草千里迄は行けますが、一番の目玉の火口を見学する事が出来ない事もあります。


 では、何故入山規制が入るのか?

 正直な話レベル2は、別に大規模な噴火がある訳でありません。

 地元の人は山を見て「またかと」呟き、農家は淡々と対策し、普通の方は「硫黄臭いな」と思い日常生活に戻る位に当たり前の出来事なのです。


 当たり前な出来事なのに、何故入山規制が規制されるのか?


 一つは、有毒ガスが原因だからです。

 これは致死性が高く更に後遺症が残る可能性が高いガスが、火口を付近に充満し、毒ガス地帯に早変わりするからです。

 次にレベル3に格上げされる可能性があります。

 レベル3の場合。本格的な噴火となり、大粒の火山灰が降り注ぎ、時に火山弾で、死に至る事もあります。

 こうなると草千里も規制の対象となり、大学から専門チームが派遣され緻密な調査がされます。


 しかし中には、アホな冒険心を持って、こっそり入ろうとする愚か者もいます。


 その場合は、町の職員や消防団の方々が、ヘルメットとガスマスクを被って、探しに行かなければならなくなります。


 何故なら、山岳救助に依頼すると相応の金額を、登山者に請求する事になるからです。

 当然、保険は効きません。


 アナタは、自分の命のみならず、今後の生活まで配慮してくれる方々を道連れする事になります。


 職業柄、そんな人達と接する機会が多々あり。彼らは愚痴りながらも、キチンと巡回し火山灰にまみれて下山して来ます。


 私はそんな彼らの負担を減らしたく、筆を取りました。


 これからハイキングや登山を楽しむ方は、そんな彼らの事も頭の片隅に置いて、無謀な事は止めてください。

 例として阿蘇山を挙げましたが、これは、何処の火山観光地では規模は様々ですが、行っている対策の一つです。


 最後にもう一度いいます。

 規制はアナタ方の命を守る為にある事を忘れないで下さい。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 自然災害は怖いですからね。 火山関連だと御嶽山噴火を思い出します。 気が付けば結構な時間が経ちましたけど、 訴訟の結果は気になるかもです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ