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職猫ニャゴロー  作者: どてかぼちゃ
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仕事師ニャゴロー


 あいつが帰ってきた!

 仕事の名を笠にし、暴君の限りを尽くす極悪猫ニャゴローが!

 そんなチンピラハチワレ猫の日常ぶりを改めてご紹介しよう。

 (本猫は仕事をしているだけと頑なに言い張っている)



 三河家に居候中のハチワレ模様猫ニャゴロー。

 外観は相当に愛らしく、見るものすべてを虜にしてしまう。


 ところが!


 人間をも凌ぐ学習能力の高さで、次から次へと経験した事柄を吸収、更にはそれらにトリッキーな手を加え、関係者たちを〝あっ〟と驚かせるスーパー能力猫である。


 そんな彼のターゲットとなるのは商店街に軒を並べる様々な店の店主及び従業員、或はその家族たち。

 本来真っ先に狙われそうな三河家の家族だが、一度手を出そうものなら中世西側諸国での拷問より酷い仕打ちブレゼンツが確定となる為に敢えてそこはスルー。

 それでも一番下の娘である〝美也〟に時折捕まっては折檻に似た実験をされてしまう。

 これはニャゴローだけでなく、付近に生息する他の小動物達にも当てはまるのだが。

 

 時々三河家の玄関先で赤く染まったハチワレ模様のボロ雑巾を見かけるが、それはニャゴロ―ではない。

 たぶんニャゴロ―と違う。

 ……きっとニャゴロ―ではないだろう。

 いや、やはりあれは……。

 

 本当はそれらの八つ当たりで〝仕事〟をしているのだと一部他の猫からチラホラと聞かれるのだが真偽は不明である。


 そして最後に、近所のバイク店を経営している小張家とは熱き戦いのライバル関係となっている。

 特に店主である〝ゴミ虫〟(三河家長男が家で彼の事をそう呼んでいる)とは因縁の間柄で、競い合うばかりではなく、時には手を組むことや助け合うこともあったりする。


 そんな波乱に満ちた彼を取り巻く環境へ、今一度焦点を合わせてみることにしよう。

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