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ローギさん、現る

 サングラスをかけ、坊主頭の30歳くらいの男が酒をちびちびと飲んでいた。


「酒がうめぇな」

「あのローギさん?そろそろ働いてくれません?大地獣ベヒモスがこの街に近づいてきてるんですが」

「あぁ?んなモン頭ぶん殴れば従うだろうが」

「「「それはあんただけだよ!」」」


 酒場の連中が息ピッタリでツッコミを入れる。ローギを知る者は少ないが、その偉業の数々は世界中に名を轟かせている。


 何故か?世界の滅亡と思われた竜王が支配下にしようと目論んでいた時に、竜王を拳骨1発で従わせたり、そのまた上の龍神の軍勢を1人で無双して眷属にしたりしている。その他にもいろいろあるがその件は無視しよう。


 緊急クエスト:大地獣ベヒモスの進行を阻止しろ。が発令されており、緊急クエストのため、どんな冒険者でも従わないといけないが、ローギだけは例外である。化物に常識などの鎖は意味を成さないのだ。


 ローギはあくびをしながら一人の天使を呼び出した。


「ラファエル」

「お呼びでしょうか我が主」


 プラチナブロンドの長い髪の毛に、綺麗な深い青色をした瞳に3対の燃え盛る翼を持った際どい服装の天使が頭を垂れて現れた。胸はとても大きく、見る者全てを魅了する。


「ちょっとベヒモスが街を踏んづけて来るらしいから頭ぶん殴ってミニマムサイズに変えて連れてきて」

「承りました。それでは失礼します」


 スカートの裾を持ち上げ、綺麗な一礼をすると金の火の粉が舞い、その場にはラファエルはいなかった。


 そして彼はまた安酒をちびちびと飲み始めた。酒場ギルドの冒険者たちは歓声を上げ、宴だ!宴だ!と騒ぐ。


 これがフィーシュの街の冒険者ギルドの日常である。

蚊転生の方も宜しくお願いします。


ベヒモスがどうなったかは次回にわかります。

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