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1 「もうあきらめてもいいだろうか」

ラノベ的なタイトルのものが書きたくて書き始めました。

テンプレ的なものを多く盛り込んでいきたいと考えています。

 坂月悠真は暗い洞窟の中で一人倒れていた。真上には、黒い天井が見える。悠真は、その黒い天井を見上げてつぶやいた。


「もうあきらめてもいいだろうか」


 それは、ほかの誰でもない自分自身に向けた言葉だった。だからこそ、そのつぶやきはとても小さなもので、響くことすらしなかった。


 意識はあったが、強烈な眠気が襲ってきていた。

 もし、ここで眠れば、そんな考えが頭をよぎる。

 そのときは、確実に悠真は死ぬことになるだろう。それを悠真は理解していた。


 だからこそ、今眠るのだ。

 もう、がんばることに疲れてしまったから。

 もう、夢すら、叶えられないとおもったから。


 こんな、世界の悪意という化け物が跋扈する洞窟の中で。

 悠真は死ぬために、眠ることに決めた。

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