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第四百六十九話 未来へ続く光
次の瞬間、目の前に広がる光景か元に戻り、動き始める。
『……何ヤラヤル気ニナッタヨウダガモウ遅イ!』
そう言ってアポフィスは最後の一押しと言わんばかりに力を強める。
でも……
「俺は……俺は負けられない!!」
俺がそう言った瞬間、俺の中から力が湧き上がる。
これは覚醒……いや、それ以上の力だ。
気付くと俺の髪も金髪になっている。
「うぉぉおおお!!」
俺は体内に溢れる力を全てエネルギーに変えるように力を知り絞る。
すると、俺の放つ魔力が七色の光を帯び、その周りを金色の光が覆う。
『ナ、ナンダコレハ……!?』
「これで最後だ!! アポフィス!!!!」
俺の放つ七色の光とアポフィスの放つ漆黒の光がせめぎ合う。
『クッ……我ハ負ケン!! グォォォオオオオオ!!』
「うぉぉぉおおおおおお!!!!」




