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第二百八十三話 アースハイト攻防戦 その15

 「ふふふ、おもしろい。……さあ来い!」


 ダグマルの言葉が合図となってロイは向かって右手のドラゴン、ウィルは向かって左手のドラゴンへと飛びかかる。それと同時に俺は正面へのドラゴンへと岩砲弾(ストーン・バレット)を対ドラゴン用に大きくして放つ。本当なら俺もドラゴンに飛びかかりたいところだけど、ドラゴンの炎の事を考えるとここを動けない。

 ドラゴンは先ほど他の二体に放っていたのを見ていたのか翼を使って防御態勢を取る。


 「行くっすよ!!」


 その隙をついてラートが飛び出した。

 石像と戦った時に使っていたハンマーを振りかぶりドラゴンの防御の上から叩きつけようとする。

 確かにハンマーは『斬る』と違い『叩く』だから防御しようが何しようが物理的な衝撃は与えるだろう。

 

 「小癪な!!」


 ダグマルは詰め寄るラートに向かい黒い矢を放つ。

 ダグマルも無詠唱で魔法を放った為、予兆もなかったのでラートは防御態勢にも入れない。

 ラートはラートでここまできたらダメージ覚悟でそのままいこうという動きだ。


 「させませんわ!!」


 ラートに矢が向かった瞬間、後ろからソニンの声がし、それと同時に風の刃(ウインド・カッター)が黒い矢を刻んで相殺していく。

 様子を見るとアリィはロイをシャーリーはウィルを援護しているみたいだ。


 「ソニンちゃんありがとう!」


 ラートはそう言うとハンマーを振り下ろした。

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