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第二百七十五話 アースハイト攻防戦 その7

 俺が放った魔法は『聖なる大砲(ホーリー・キャノン)』だ。これは村がドラゴンに襲われた時に使った魔法であの時はドラゴン相手に傷を負わす程度だった。

 でも、今は魔力操作を覚えて魔力の扱いにも慣れた為、以前に使っていたよりも出力を集中させ 、威力を上げてある。

 岩砲弾(ストーン・バレット)にしようかと思ったけど、ドラゴンにダメージを与えるには大きくしなければならない。そうすると後々にその岩をなんとかしなければならないと言う問題が出てくる。

 それにドラゴン相手、あの硬い鱗を前に物理的な攻撃がどこまで効くか分からない。魔法も同じだろうけど、前のドラゴンに対して多少ダメージを与えたって事は魔力に関しては威力が上がればダメージを与える事が出来る可能性が高いって事だ。

 あの時の最後もエターナル・ログの知識を得てさらに覚醒しがむしゃらに行った魔力操作で剣に魔力を集めドラゴンに斬りかかって止めをさしたのだから。

 だから、高い魔力はドラゴンにダメージを与えられるという事だろう。


 「どうだ?」


 俺は自分が放った魔法がドラゴンに当たるのを見届ける。俺の魔法が当たった瞬間に遠くで轟音が鳴った。しかし、ドラゴンの姿はその場から消失していない。多少よろけたようには見えたけど。

 二体のドラゴンは移動を止めたように見える。

 そして、その間にもこっちへ向かっているドラゴンの姿が大きくなってきた。


 「あれは……?」


 俺の隣でロイが呟いた。

 そして、その視線の先を確認するとドラゴンの上に人影らしきものが見えた。

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