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第二百四十三話 ダンジョン挑戦 パート2 その22

 「さて、五階に降りたはいいけど、代わり映えしないな」

 「ダンジョンに変化を求める方がおかしいと思うぞ? まぁハルだから仕方ないか」

 「おい、ロイ! 一言いつも多くないか!?」

 「ロイが言ってるのは正論だ。ダンジョンに変化を求めるのは間違いだろう」

 「……すいません」

 「ハル先輩ドンマイっす! ちょっと知らなかっただけですよね?」

 「うるさい! 追い討ちかけるな!」


 五階に降りるとそこは今までと変わらない洞窟風の通路だった。

 だから、見た目変わらないなと思ってちょっと思った事を口にしたらこれだ。

 ロイがおちょくってきたのはいつもの事、ウィルが真面目に答えるのもいつもの事、ラートは……アドルノさんの気持ちが少し分かった気がする。

 でも、重ね重ね言われるとダメージも蓄積されるぞ? 

 

 「ハル君、大丈夫?」

 「……ありがとう、シャーリー」


 君だけが俺の癒しです。


 「ほら、イチャついてないで行くわよ!」

 「イチャついてないわ!」


 アリィの言葉にすぐさま俺は言葉を返す。

 ちょっと俺とシャーリーが話すとこれだ。

 アリィの奴、俺たちが羨ましいんじゃないのか?

 後でロイにアリィを構ってやれって言っておこう。


 「それよりもどっちに行くの?」


 俺たちのやりとりを聞きながら地図を見ていたビアンさんが言葉発する。

 今降りて来た階段の先は左右二手に分かれていてどちらに行くか決めなければならない。

 それにしても、ビアンさん今の間にちゃんと地図を確認してたんだ。

 そう言えばスケルトンたちを倒してからビアンさんは少し真面目になった気がする。

 今まで来た事のない階に来て研究魂に火が着いたのだろうか?


 「え〜っと」


 俺たちはビアンさんの持っていた地図を除き込む。

 左右どちらの道も行き方によっては階段へとたどり着く。

 

 「ん?」


 俺は地図の中に違和感を感じた。

 

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