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第二百四十二話 ダンジョン挑戦 パート2 その21

 「しゅっぱ〜つ!」


 俺たちはビアンさんの掛け声で野営していた場所から出発した。

 夜は男が二人一組で見張りをしていたので、男連中は若干寝不足気味だ。

 ちなみにペアは俺とウィル、ロイとラートの組み合わせだった。

 本当は俺とラートがペアの方が戦力的には良かったかもしれないけど、なんたって寝ている間にロイとウィルがケンカしてたらたまらないからな。

 まぁそんなこんなでそのようなペアになったけど、幸いに野営地を襲ってくる魔物は少なかった。

 散在的にスケルトン、蜘蛛の魔物が襲って来たけど、あっさりと撃退した。

 やっぱりこの辺りはあのスケルトンリーダーの縄張りだったんだと思う。


 「ラート君大丈夫?」

 「大丈夫。心配してくれてありがとうソニンちゃん」

 「い、いや、心配なんてしてませんわ!?」


 「ルルちゃんの髪の毛って本当にサラサラだよね? 羨ましい!」

 「そうね! やっぱり年齢……いや、私たちもまだまだよね!?」

 「うん……だと思いたいよね……」

 「そんな事ないです!! シャーリーさんとアリィさんの髪の毛凄く綺麗です!」


 「さて、今日も天才魔法使いの力見せますかっ!」


 それにしても、男連中のテンションと裏腹に女性陣のテンションは高い。

 しかも、朝から。

 それになんかソニンはラートと仲良さげだし、下手したら俺より扱い上じゃないか?

 まぁ仲悪いよりはいいけど。

 でも、男からしたらシャーリーもアリィもルルも、いや、ソニンもビアンさんも髪は綺麗だと思うけど女性から見たら差があるのだろうか?

 俺には分からない。

 まぁビアンさんの呟きはスルーするとして。


 「さて、今日で五階だな」

 「そうだな。でも、地図があるとは言えオリハルコンのある場所は分からないしどこまで行けばいいのか」

 「まぁ、地道に降りて探すかないな。地道にと言ってもゴルゾーラ教の事があるからいつまでもゆっくりとはいかないだろうが」

 

 そうだな。今はゴルゾーラ教の動きがないとは言え、あいつらはいつも裏で動いているからな。

 いつ何があるか分からない。


 「そうだよな。とりあえず先を急ぐか。幸いもう五階への階段が見えてきたし」


 俺とロイとウィルは至って真面目な会話をしながら先を急ぐ事にした。

 

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