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第二百二十四話 ダンジョン挑戦 パート2 その3

 「えっ!? ウィル何を勝手に!?」

 「ん? 困っている人は見捨てられないだろ?」


 いやいやウィルさん、あなた初めて会った時そんなキャラでしたっけ?

 もっとこうなんていったらいいか、とんがった部分もあって取っ付きにくかったようや感じじゃなかったですか?


 「ウィル様の言う通りですね。確かにラース教としても困っている人は見捨てられません」


 ルルよ、それでいいのか?

 それにウィルと距離を縮めたいなら様付けは……ってそんな場合じゃない。


 「まぁここまで話が進めば仕方ないか。それに地図が本物だったら助かるし。まぁスケルトンが排除されてダンジョンに活気が出たら父さんも喜ぶだろうしな」

 「そうね。それに何度もダンジョンに潜っている経験者がいるのは心強いわ」

 「ビアンさん! よろしくお願いします!」

 「そうっすね! 自分も初めてなんで!」

 「まぁ私はお兄様の意見に従いますわ」


 なんだかんだで一緒に行く方向で話がまとまってしまった。

 ここまで来たら腹をくくるしかないか。


 「分かりました。でも、危ないマネはしないでくださいよ?」

 「やったー! もちろんよ! じゃあビアンって呼んでね? それに私は凄いから大丈夫! ウィル君だっけ? ありがと!」


 そう言ってビアンはウィルの腕に抱きついた。


 「!?」


 その瞬間、ルルの目がジト目に変わり黒いオーラが出たような錯覚に陥った。

 ……巫女よ、闇の精霊に心を奪われないでくださいね。


 「さぁ、しゅっぱーつ!!」


 俺たちは完全にビアンに主導権を握られたままダンジョンに入る事になった。

 ちなみに門番の二人は俺たちがギルドカードを提示するまで見て見ぬふりをしていた。


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