表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
175/494

第百六十六話 ラース教皇国での出来事 その29

 「霊峰フォルクレストの祠に行くのは明日の朝になります」


 俺たちの護衛を受け入れてくたみたいで、霊峰フォルクレストの祠へ行く行動予定を教えてもらっている。

 護衛を受け入れてくれたってか建前上、俺たちが勝手に霊峰であるフォルクレストに行くって感じだけど。

 

 「朝か〜ちゃんと起きてよ、ハル」

 「俺はちゃんと早起きだ!」


 ソニンの奴……この前のはみんなが早く起きただけで俺が遅く起きた訳じゃない!

 それになんかソニンが言うと護衛が遠足みたいな感じに思えてくる。


 「まぁ俺とウィルがちゃんと起こすよ」

 「……万が一の時は任せとけ」

 「お前らなーー!!」

 「どうしても起きなかったらシャーリーに目覚めのキスでもしてもらったらいいのよ」

 「えっ!? キ、キス!?」

 「シャ、シャーリー! 間に受けるな!」


 なんだこれは。

 真面目な話だったのにソニンの一言から話が変わってしまった。

 ……恐るべし。

 というか、なんで俺とシャーリーがいつも被害に遭うだ!?

 シャーリーなんて顔がメイファちゃんがくれたリンゴみたいに真っ赤になってるし!


 「ふふふ、皆さん仲がよろしいのですね」


 俺たちのやりとりを見ていた巫女が微笑む。


 「い、いや、違うんですよ巫女様! ……ん? 違うってのは違うか? とりあえずすいません!」


 巫女様に謝る俺。

 なんで俺が……。


 「ふふ。大丈夫です。それに私も皆さんと仲良くなりたいのでルルとお呼びください」


 えっ?

 巫女様を名前で呼んでいいのか?

 突然の申し出だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ