なろう運営、作品の企業への売り込みに力を入れだしたってこと?
まだこのネタで書いてる方がいなさそうだったので、書いてみました。
2026年5月26日、『【重要】利用規約改定の予告』『【お知らせ】アニメ化200作品突破と今後の新たな取り組みについて』と、立て続けに重要なお知らせが飛び込んでまいりました。
なんじゃらほい、と読んでみました。
なろうパートナープログラムの設置(の予告)。
AI利用のガイドライン、および作品のAI使用の有無と度合いに関する設定(の予告)。
それらに関連しての、利用規約の改定の予告。
読んだ感想は、こうでした。
あ、運営、なろう作品の企業への売り込みに本腰入れだしたや〜ん。
えっと、つまりですね。
まず、なろうパートナープログラム。6月後半開始予定。
ズブの素人さんが、企業から書籍化(コミカライズetc)の打診が来ても、普通うろたえますよね。
書籍化って何するの? メリットデメリットは? どんな文章でどんな風に返事したらいい?
作者様が未成年だったりしたら、知識も経験もないので特に。
そんな時は! なろうパートナープログラム〜!
プログラムに入って運営様に相談すれば! 運営様が企業との間に入って折衝してくれます!
分からないこと(多分全部が分からない)は、過去の豊富な事案を踏まえて適切な説明。
未知の領域に臨んで不安な作者様の精神安定にも、多大な貢献をしてくださいます!
全部妄想で語っています。
それとか、話として時々聞く「書籍化のオファーがあったのに途中でポシャったのか連絡が来ない」。
ああなった時、運営が代わりに企業の尻を叩きに行ってくれる。
多分。知らんけど。
でもやって欲しい。
私、今までのなろうは、企業と作品をマッチングさせる「場」だけを提供しているイメージだったんですけど、もっと直接的な介入を(作者様の許可の元)行うようになるのかな?
と思っています。
次に、みんな大好きAI利用について。私もこのネタ大好き。
『【お知らせ】アニメ化200作品突破と今後の新たな取り組みについて』──長いので以下【お知らせ】でいきます──のメインディッシュ、AI利用状況設定の必須化(2026年6月9日から)。
AI直接使用(生成文をそのまま使用した箇所がある等)、AI間接使用(プロット出し等)、AI補助的利用(アイデア出し、誤字脱字チェック等)、AI不使用。
さりげなく、本文の全文がAIによって生成された(人間が全く手を入れてない)作品は禁止になります。
【お知らせ】内の『今後の取り組み②』→『AI利用状況設定に関するガイドライン』に飛ぶと書いてますので、AI利用作者様はチェックしといた方がいいです。
ここ、さらにさりげなく『本文欄へのプロンプト記載禁止』みたいなこと書いてあるんだけど……。作品によっては困るだろうなこれ……。
と、AI使ったことない人間が語っています。
AI利用状況の設定。
ここだけ語ると「読者がAI作品を除外して(あるいは選んで)読めるようなる!」ということですが。
実際その通りですが。
これ、企業にもアピールしてるよね?
これも聞いた話ですが(自分、このエッセイは噂話だけで勝負してます)、「AI生成した大量の作品が公募に送りつけられる」「選考者は全て読まないといけないので、ものすごい手間」とのこと。
一部ユーザ側からすると、AI小説を大量に生成して、機械的に公募タグを片っ端からつけて、チアープログラムに入って投稿すればpv稼ぎからの現金化!
ホンマに金になるんかどうか知らんが、新手のスパムやんけ……。
でもそんな時は! AI利用状況設定〜!
まず設定以前に、手直しのない全文AI生成作品は投稿禁止になります。
そしてこの設定があれば、応募してきた作品のAI利用状況を、オートで篩にかけられます?
企画によって、「間接使用までOK」「AI不使用のみ」など自由自在?
応募する側が設定で嘘をついたら?
そのための利用規約改定です。ここを偽るのは規約違反。運営は合法的に当該ユーザを締め上げることができます。垢BANとか?
設定必須化前のAI作品を出してきたら?
いや、旧作に公募タグをつけようとしても、AI利用状況の設定をしなければ今後は保存できないはず。応募するなら設定は必須。
ね? なろうは公募の場として使いやすくなりますよ、企業様?
いらんAIスパムもどきはカットできます。AI利用レベルもフィルターにかけて、スムーズに投稿作品を選考できます。
ですから企業様、なろうを今後ともご利用ください?
なーんも知識ないんで、語尾が疑問形になりながら書いてます。
で、利用規約改定のお知らせです。
去る5月21日にも改定がありましたが、なろうパートナープログラムとAI利用状況設定必須化のための改定ぽいですね。
おおむね2種類の変更があります。
まずひとつは、ユーザの作品等の情報を運営が利用していいか的なやつ。何のために利用するかの範囲をちょっと拡張した感じ。
まず先立って5月21日に発表された『利用規約及びプライバシーポリシー改定のお知らせ』。
今までは、なろうの円滑な運営のために作品等を利用する、というものでした。
改定ではそれに加えて。例えば。
以下、小説家になろうグループ利用規約第21条(2)より、改定追加された部分を引用
本サービスに関連する作品の発見、推薦、分析、商業化支援、クリエイター支援及びこれらに関連する研究開発のために、必要な範囲内で、使用することができるものとします。
引用終わり
えーっと……。作品を出版社や企業に売りこむ時に使うかも、みたいな?
つまり運営は、そういう営業活動的なことをするつもりがある、ということ?
新設される、第21条8項もざっくり。
これは私が要約したものなので、皆様当該条項の確認お願いします。
出版社や企業等から打診があったり、応募した作品の問い合わせなどがあった場合、運営はそのAI利用状況と「メディア化のサポートを希望しているか(作者註・パートナープログラムに入っているかとか、プログラム内容についてか?)」を当該企業等に提供できるものとする。
企業や出版社から何か打診があった場合、いちいち作者様本人に聞かなくても、ある程度情報を出します的な?
これに関連して、他にも色々条項が変更されています。
私は、運営が積極的に売りこみに打って出る印象を持ちました。
私の解釈間違いもあると思うので、各自利用規約を確認しておいてね(予防線)。
そして、もうひとつの規約改定。
AIまわりの規約です。
禁止事項に関する第14条。
以下、小説家になろうグループ公式ブログ2026年5月26日『【重要】利用規約改定の予告』より引用
■利用規約第14条の改定内容
①第14条第12項 (オ)について
▼新設
本サイトの作品投稿機能を使用して本文として掲載されるテキスト等の情報であって、その全文がAIによって生成されたもの。
②第14条第24項について
▼新設
投稿作品において、実際のAI利用状況とは異なる虚偽の設定を行う行為、又は投稿や更新に伴いAI利用方法を変更したにもかかわらず適切に申告しない行為。
引用終わり
①によって、本文の(作者が全く手を入れない)全文AIが明確に禁止されます。
あれ? AI利用状況に関してのガイドラインにあった『本文欄へのプロンプト記載禁止』の根拠は? 14条24項の「その他」なのかな?
まあいいや(他人事なので雑)。
②によって、AI利用状況設定も超重要。要は、設定の時に嘘つくなよと。
繰り返しますが、AI利用作者様は必ずガイドラインに目を通すべき。【お知らせ】内から遷移できます。
特に、ガイドライン最後の注意事項は見もの。
AI利用状況で嘘つくなよ。
嘘ついた状況でメディア化・商業化の話が起こって後でバレても、なろう運営は知らん。
設定ユーザが賠償するような問題にまで発展する可能性もあるからな。
以上、意訳しました。
中でも「賠償」という単語が光っています。懐に潜ませた刃物のようなきらめきです。好き。
どうやってAI利用の程度を証明するのか分かりませんが、訴訟にまで発展すれば何なりとやり方があるのでしょう。
皆様気をつけましょうね。
このように、なろう運営の今後の取り組みというのは、より出版社や企業へと目を向けたものとなりそうです。
まあ前から電車内に広告を出していたり、なろうチアーズプログラムを導入したりと、運営が収入を得る道を模索している感はありましたので、別に疑問も不満もありません。
プロ志向勢は、パートナープログラムによるサポートを受けられる。
それでヒット作が生まれれば、ユーザ数も増える。
広告費だかなんだかで運営の予算が潤沢になれば、われわれ趣味の投稿勢もサ終を気にせず(してないけど)執筆投稿できる。
目指しているのは、そんなところかな?
いや本当に重要だから、こんなざっくりまとめじゃなくて、各自お知らせを確認してくださいね!
利用規約が「ユーザ」と書いているので、ユーザーではなくユーザで統一しました。




