表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サバイバルゲームで一括破壊したら惑星がひれ伏しました。  作者: 設楽七央


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

99/101

初日夜、三時間後の通知


★現在地:一日目の夜/通信発生


 さっきトイレした穴に飛び込んで、どこまでも下に泳いでいきたくなった。冷たい地下水で頭を冷やすしかない。いや、もう冷やせ。俺。


「しかも、医療アドオン、大佐の友人???! 軍人の友人にギーグがいるの? ああ、そういやシュトラウス大佐って、クリスマスカードを三億人に贈るって言ってたな。人脈凄いよな」

 しかし、PCの中を見られた。何だ、この恥ずかしさ。


 ぴろん……


 メール着信音。

『良かった。生きていたか。意思の疎通も出来るのだな。

 まずは祝わせてくれ。おめでとう。生きていてくれてありがとう。

 発信、アレキサンダー・シュトラウス海軍少将』


 熱い。大佐、熱すぎる。


『君が生きていてくれるなら、まずはそれでいい。こちらの体も、二時間ごとに体勢を変えるようにする。服を持つと手足が動くようだからな。要介護者として登録した。君がしていたように、トレッドミルで歩かせ、夜は横にさせよう』


 介護されてるうううう。

 いや、ありがたい。でも、なんか……なんか……


『三時間後にログアウトできるようなら、すぐ戻ってきてほしい。だが、そのゲームは序盤の生き残りが非常に難しいだろう。君のコンピューターで、君のプレイ画面が表示されている。少なくとも「KIWAMI」だから、死んだら終わりだ。

 だが、一つだけ光明がある。

 こちらで危機になった時、ゲーム世界に入れば、全人類が生き延びられるのではないか、ということだ』


 え。そんな話、あるのか?


★読書フェーズ切替:個人生存→世界的意味付け


 焚き火の音が、さっきより小さく聞こえた。洞窟の壁も、ベッド代わりの土床も、何も変わっていないのに、選択の重さだけが増えていく。


 ログアウト三時間後。その条件が、ただの救出ではなく、入口になる可能性。俺の生存が、地球側の選択肢になるという構図。


 世界は、まだ繋がっている。


 だからこそ、ここで死ぬわけにはいかない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ