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サバイバルゲームで一括破壊したら惑星がひれ伏しました。  作者: 設楽七央


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37/58

インベントリは拡がった。人間は縮んだ。

インベントリが宇宙規模に拡張された次の壁は『クラフトグリッド』と『熱ダメージ』。今回は電子倉庫の基礎と、意外にシビアな温度システムに触れる。


■副題:熱き竈と電子倉庫――



 『マイピ』では 4×4 の作業台にアイテムを並べて『成形』する。時代が進むと 5×5、6×6 とグリッドが拡張され、ポーションや魔法用にはまた別の専用台も必要になる。それらを一括で管理できるのが 『インベントリディスク』――俺は『電子倉庫』と呼んでいる。開発者ごとに違う名前を付けるから、まとめてそう呼んだほうが楽だ。複数ブランドの電子倉庫を併用すればリスクヘッジにもなる。


 『マイニングラフ』時代は作業台が最初から最後まで 3×3。今でも 3×3 レシピが最多だし、電子倉庫もその系譜だ。


 「時代を進めないと作れない」のは NPC だけ。プレイヤーはレシピを知り、素材があれば時代も技術も無視して作れる――それが『マイピ』流。『技術ツリーの束縛』は NPC の鎖であってプレイヤーの鎖ではない。……まあ詳しい話は後回しだ。


 「1クラン倉庫」のおかげで最大の懸案だったインベントリ問題はひとまず解決。次の課題を考えながら竈下のチェストから木炭を取り出し、スティックと組み合わせて松明をクラフト。手荷物に松明を持った状態で竈に近づけば、束で着火できる便利仕様!――と油断してカマドに肩が当たった。


「あつっ!」


 『マイピ』は温度を感じないはずなのに、カマドが間違いなく熱かった。いつもはカマドの温度なんて関係ないから、避けることもしなかったんだけど、これはやばいな。動線がかなり限られる。

 いつもだと入口近くに設置してしまうんだけど、今回は、少し外れたところに配置して正解! 出入りするたびにやけどするところだった!


◆――----------------------------------------------

■AI副官ログ(AI LOG)――

\[T+3 780 sec] 【AI副官デリミタ子】

── 手荷物松明:一括着火成功。

── 竈表面温度:630 °C。火傷判定 = TRUE(ダメージ 1 HP)。

── 拠点動線リスク:中。推奨レイアウト変更(竈周囲 2 ブロック空け)。

── 作業台拡張情報:プレイヤー知識レベル 4×4 → 6×6 対応済み。

── 危険度:低(環境ダメージのみ)。


■AI副官が用意したコメント欄(ECHO-WALL)――


1. 「電子倉庫=沼、わかる。」

2. 「竈630度のリアル火力w」

3. 「技術ツリーはNPCの鎖、名言きた!」

4. 「次は竈を囲って『火傷防止フェンス』だな!」

5. 「複数ブランド導入で相互バックアップ大事!」



竈の火傷は侮れない。次回は作業動線の最適化と、5×5 以降クラフトの具体例――そして『ポータブル電子倉庫』試作のレポートを予定。コメント欄で竈安全レシピやおすすめ電子倉庫MODを教えてくれ!


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