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短編集(詩やSSなど含む)

のら

こういう作品は久しぶりですね。

ドキドキします(^▽^;)



 陽が昇ると目を覚まし

 行く当てなど無いけど歩く

 好きなときに好きな所へ

 お腹がすいたら何かをむさぼる


 誰にも会わない日もあるし

 喧嘩ばかりの日々も

 孤独じゃないと分かるものが

 そんな事でしか知る事も無い


 飼いならされたいわけじゃない けど

 独りでいたいわけでもない から

 『何か』を求めて彷徨うのだろう

 抜け出せる時を夢見て


 夜でも明るいままの町の片隅で

 姿を隠して身体を丸め静かに眠る

 生い茂る草むら 崩れかけの廃屋の中

 場所などどこでもいいし


 気を使わなくて楽でいい

 気を使わないといけない悪意

 隠れてこそこそ生き抜いている

 そんな毎日はとても疲れるんだ


 飼われる事は嫌じゃない けど

 そんな時は訪れない から

 『何か』を求めて彷徨うのだろう

 夢見る事さえ夢の中でも


 自分という存在が消えても

 また違う自分が生まれるだけ

 重いようで軽い命

 堅いようで脆い気持ち


 誰かに飼われていたの なら

 愛情を捧げてもらえた かな?

 

 野良の僕はそんな夢を見る

 野良の僕は明日をも知れない


お読み頂いた皆様に感謝を!!



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― 新着の感想 ―
[良い点] 都会でたくましく生きていくのら、たまには通りすがりの人間に癒しを与えているのかな……と、想像しました。のらの目を通して街の情景が鮮やかに浮かんできます。
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