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プロローグ
誰もが当たり前に魔法を扱うこの世界で、科学で証明出来ないものも多く、あり得ない事が稀に起きている世界でもある。
そんな世界で、都市伝説レベルで語られる魔法以外の力の存在だ。勿論、誰の目にも見えるものでは、無い事からその存在は無いものとして扱われるだろう。
そんな力を能力、異能、超能力とどれに当てはまるのか曖昧なその力はあまりにも不安定な代物である。
例えば、とある場所に呼ばれ、ここに居る木山廉がそれだ。炎系統の魔法を今まで使っていたこの男はある日を境に魔法が扱えなくなった変わりにある力を得た。そんな人間が、増え続ける世界で物語が始まる。




