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カッコつけたいからキメさせてくれ!  作者: 茉莉花じゃすみん
9/15

スシは忍者のファストフード

ドーモ。読者=サン。ニンジャです。

――忍者……。


それは、忍び、そして敵を討つ、暗闇の支配者。


そう!

そのアンドロイドは、忍者であった!


「アイエーー!」


……そんな黒ずくめの忍者さんが、今回の標的です。



俺、イクサ!

今日も事務所で筋トレするぞ!


「あらイクサくん、今日もカッコいいわね」

「ヤヒロさん!そうでしょッてうわぁ!?」


突然天井が崩れてきて、慌てて飛び退く。

遂にキメられない呪いは超常現象まで起こしだしたらしい。


「最近、この建物にネズミが増えたのよねー」

「ああソレで……」


にしても、当たったら即死級の瓦礫が落ちてくるとは。

やはりカッコつけたくても我慢できるようにならなければ。


「そういえばこの建物ってなんなんです?」

「どういうことかしら」

「なんていうか、組織の人数が少ない割にデカいなあと」

ああ、そのことね、と納得するヤヒロさん。


「元々はG.S.(ガス)っていう大きな組織の施設だったのよ」


何か聞いたことあるぞ。

あ、この間出会った豪炎寺(ゴウエンジ)さんがそんな組織のメンバーだったような。

『大きい』と自身が発したことに対し赤面しているヤヒロさんをスルーして、

豪炎寺さんのことを思い出す。


俺もAsp(アスプ)ってやつ欲しいなぁ。

なんかカッコいいよなぁ。


「火拳ッ!」

やってみたくなって掌を真っ直ぐ伸ばしながら反対を向いたら、

むにゅりと柔らかい感覚が手の中に。


「きゃっ!」

手の中に掴んでいたのはワン○ースではなく、カシワの胸であった。

「うえええ!」

「うえええって何よ!」

頭を叩かれるが、ご褒美のひとつだろう。


「おっぱい……やわらかい……」

なぜかその様子を見ていたヤヒロさんが興奮でダウンしているが、まあいいか。


「ていうか、今回の標的全然見つからないわよ!」

「まあ忍者だもんなぁ」


俺は今度ナイフを掴んで、振り回す練習をする。

敵が前に居ることを想像してフンと振れば、

なぜか風で揺らいだスカートに当たり、切り裂かれてしまう。

そして、ものの見事にパンツが見える。

皆さま、『今日のパンツ』コーナーのお時間です。


今日は、赤くてかわいいカニ柄です。


「変態!」


カシワがブンと振った手に当たったのは俺の手。

そのまま、俺のナイフが上に飛んでいく。


「アッお前!」

「なによ!あんたのせいでしょ!」


「ねえ、貴方たち……アレって……」


「「えっ?」」


ヤヒロさんが指さした方を見ると、天井から血が滴り落ちている。

いや、アレは血ではなくアンドロイド特有のオイルだ。


「嘘……」

「まじ……?」



その後、天井に隠れていた忍者が倒れて出てきたことは言わずもがなである。

忍者って聞いたら某スレイヤーくらいしか思い浮かばないです。

面白いですよね。

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