なんか凄い炎の人出てきた
Echoの人が出ます
今回はテロ組織の計画に利用されるアンドロイドを倒しに来ました。
身体は青っぽくて、お腹には大きな扇風機の様なものが付いていて。
強風を巻き起こして俺もカシワも近づけない。
「ってこれエアー○ンじゃねえか!」
ということでロック○ンで見たことのある敵が今回の標的です。
「何よコイツ!全然近寄れないじゃない!」
後ろに引っ張られる身体を必死に前へと向かわせる俺たち。
数歩前にいるカシワのパンツは丸見えだ。
今日はワシ柄、いやアレはタカ柄だ!
とりあえず『今日のパンツ』は達成しました。
街中で強風を吹かせ続けているので、周りの物が飛び出す。
屋根の瓦やベンチとかもガタガタ言い出す始末。
これは結構ピンチだぞ。
「おいおい、なんの騒ぎだ?」
突然現れた、赤髪の男。
年齢は三十代くらいだろうか、吊り目が標的を見つけてキィとさらに上がる。
「迷惑かけてんのはテメエかぁ!」
掌を向けると力を一気に身体にかける。
アレは、業火だ!
掌から炎が噴き出し、エアー○ンへと伸びていく!
「すげぇ!Aspだ!」
「アレは豪炎寺だ!」
聞いたことがある!
この世には人間を超越した超能力を使える者がいると!
回りに居た一般通行人がゴウエンジと名前をつぶやいている。
豪炎寺の放った火は敵に向かって、そして!
風に流されてこっちに飛んでくるアツゥイ!
「ギャッ!」
火の粉がカシワの胸に当たってシャツが焼ける。
シャツの下から現れたのは、カモメ柄のブラジャーであった!
いや上下を鳥で合わせてるんかい。
「君達すまない!」
「いやしょうがないですし、これはラッキースケベです!」
「そうか!ならばよかった!」
話が通じる男豪炎寺。
多分俺の話をちゃんと聞いてないだけだと思う。
「君達、よかったら敵の目を引いていてくれ!」
「任せてください!」
豪炎寺は一旦横の路地裏へと姿を消す。
エアー○ンは俺とカシワへ向けて風を更に強めた。
「くっ……なんて強風だ!」
「ドライアイだから、これ以上はやめてぇ!」
ちょっと斜め上の命乞いを始めるカシワ。
確かにこの風だと目が乾いてコンタクトが飛んでいきそうだ。
「またせたなぁ!」
「スネーク……いや豪炎寺さん!」
豪炎寺は敵の後ろから猛火の弾を発射する。
エアー○ンの後ろから飛んできた弾は、そのまま扇風機に吸い込まれていった。
「うぐぉおおおおお!!」
身体が発火し絶叫するアンドロイド、キマったな!
俺がドヤ顔をすると、エアー○ンの身体から炎が噴き出し、そして。
バアアアアアン!
「いや、無事でなによりだ」
アフロヘアになった俺と握手してくれる豪炎寺さん。
多分シャイなんだろう、絶対にほぼ裸体のカシワには目を向けない。
カシワは胸元をギュッと寄せながら、
「G.S.のメンバーですよね?」と聞いた。
豪炎寺は顔を反らしながら頷く。
「しかし、あんなアンドロイドが現れているのか、考えものだな」
と悩んでいらっしゃった。
後から聞くと、G.S.とはすごい組織らしい。
カシワの説明じゃ何もわからんかったが。
くそー、あの時、豪炎寺さんの連絡先聞いとけばよかった。
豪炎寺 豪くんです。
名前のセンスが炎上ものです。