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第47話 嵐の如き前王様

 

 かつてこの国で王様をやっていたモモカさんの父、ゴウカというおっさんに捕まった俺は豪勢なレストランでランチをとっていた。

 ゴウカは白髪混じりの毛量の凄まじい髪を無造作に伸ばしてそれを後ろでまとめていて、顔に刻まれた皺からは歴戦の戦士である事を伺わせる……なんかそんな感じのイカツくて渋いおっさんだ。

 ガインという狼獣人程ではないが大きな体躯に、細く凝縮された筋肉が着衣の上からでも分かる。まぁ俺は見たことあるのでそのムキムキボディを知っているのだが、怪力ハングライダーも満足の肉体だったと言えば何となく分かるだろうか。


 まぁ、見た目だけならば渋くカッコいいおっさんだが……。


「ペペロンチーノ。アレはお前の彼氏か? やめておけ。男たるもの、眼前に殺意を撒き散らす敵がいるならば例えそれが遥か高みにいる存在だとしても闘わなければならない。もし、自分の女が見ているというならば尚更だ。何が言いたいか分かるか? つまり、あの男はやめておけって事だ。お父さん許しません」


 誰がお父さんだ! 勝手に父親ヅラしてんじゃねぇ! お前の種から生まれた事実なんてないんだよ!

 口を拭くのに使っていたナプキンをテーブルに叩きつけて俺は吠える。

 すると、このレストランの店員らしき人物が後ろから肩を叩いてきた。


「お嬢さん。自分の父親に、そんな事は言うものではありませんよ」


 だから父親じゃないって! 話聞いてた!? 店員がクールにトンチンカンなことをぬかすので俺は更にヒートアップする。

 バン! と自称父親こと前龍華王ゴウカがテーブルに拳を叩きつけてその鋭い眼光を持って俺を威圧した。


「何と口の悪い! お前をそんな風に育てた覚えは無いぞ!」


 だから育てられてねーっ! って言ってんだろ。腰を抜かせた俺は足をガクガクさせながら立ち上がる。くそ、ビビらせやがって。こんなか弱い美少女を威圧するとかお前の方がどんな教育されてきたんだ。


「全く。選ぶなら、やはり竜を素手で屠れる程ではないとな。お前には男を見る目がない。モモカも、サトリもそうだ」


 いやそれもう人間じゃないって。この世界基準ではあり得るのかもしれないけどモモカさん以外にそんなパワー持った奴見た事ないって。

 てかあのランスくんとは全く、まーったくそんな関係じゃないので。誤解されてると思うと背中がぞわぞわするのでやめて下さい。ほんとに。


「なに? ではどういう知り合いだ?」


 いや、迷宮都市で知り合ったんだよ。あいつはどうでも良いよ。何しに来たんだよ。モモカさんに怒られるぞ。


「迷宮都市か……」


 ニヤリと口角を上げるゴウカ。


「最近は迷宮に挑んでいないな。今度行くか」


 お前とは行かない。

 いやだからさ、聞いてる? 何しに来たの?


「何しにだと? 娘に会いに来るのに理由がいるのか?」


 ……アポはいると思う。取ってないだろ? お前はこの国での自分の立場を分かっていない。ほら、店の外見てみろ。そう言って俺が指差した先には人集りが出来ている。


「あとはモモカか、あいつは元気にしてるのか?」


 あとは、ってなんだよ。俺も娘にカウントしてる? 勝手に娘扱いするなって言ってるだろ。いつなったよお前の娘に。


「ふん。それは置いといて。お土産を持ってきたんだ。温泉卵? とかお前が言ってたやつだ」


 そう言ってゴウカは腰につけた小さな皮袋から俺が抱えるくらいの卵をいくつか出してみせる。

 いわゆる『アイテムボックス』だ。四次元ポケットでも良い。見た目以上に中に物が入る不思議アイテムである。もちろん迷宮産だ。


 それはともかく俺はその卵を見てニコリと笑う。気が効くじゃないか。竜の卵を食用にする事に抵抗がないお前や山脈の竜どもには疑問が残るが……美味いのは確かだ。


「『龍王』様に、お土産に持っていけと頼まれたのだ。私からはコレだ」


 どうやら卵は竜山脈の長からだったようだ。ゴウカは別に用意してくれているらしい。テーブルの上にごとりと置かれた包丁。俺は手にとって光にかざして見る。

 ほぉ、鋼竜の爪ってところか?それを火竜……ヒノカグツチか? に焼き入れさせたな? いい仕事するじゃねぇか。ペロリと俺は唇を舐める。

 これならどんな食材だろうと怖くねぇな。竜の鱗だって斬れるだろう。もう武器じゃん。いやだからそうじゃなくてっ。

 全く話を聞いてくれないマシンガントークに俺は包丁を懐に仕舞い、頭を抱える。俺が頭を抱える理由は一つだ……。


「これはこれは、ゴウカ殿ではないですか。自身の騎竜を失った貴方がノコノコとこんなところに現れるとはねぇ……」


 突如俺達の座るテーブルに軍服を着た男が現れる。その男が着込むのは竜騎士の服だ、しかも肩章には色んな装飾が付いていることからかなりのお偉いさんであることが伺える。ラングレイより少し年齢は上だろうか?

 少し離れた所から見慣れた中年の騎士ラングレイが恐る恐ると言った様子でこちらを見ているので、そちらを見ながら俺は新たな闖入者の年齢を予想している。

 ゴウカは嬉しそうに口角を上げた。


「久しぶりだなぁ……! 団長になったのか……! あの若造がなぁっ……!」


 何でいちいち威圧しながら喋るの? ビリビリと謎の波動を身に浴びながら俺は心中で突っ込む。

 団長らしいおっさんが身につけていた手袋をゴウカの足元に投げつける。えっ? この国ってそんな小洒落た喧嘩の売り方してたっけ?

 ビキビキと青筋を浮かべながらゴウカが凄絶な笑みを浮かべる。


「面白い……! 受けてたとうではないか……!」


 撒き散らされた殺気に店内の客や店員が泡を吹いて何人か倒れている。その殺気を間近で浴びた俺が身体をビクンビクンと痙攣させてぶっ倒れているのでラングレイが抱きかかえた。


「ペペロンチーノぉ!」


 ふっ……。あとは、頼んだ……。


「いやぁ! 頼まないでっ! 俺を一人にしないでくれぇっ!」



 *



 所変わって、街中の少し開けた場所。

 龍華の首都であるこの街にはこうやってタケミカヅチがゴロゴロと何体か寝転がれるような空いたスペースがいくつも確保されている。

 それは、前龍華王時代の名残だ。起きたあらゆる問題を決闘で解決という脳筋極まりない政策の。

 そんな負の時代の遺産が今、また利用されようとしている。前龍華王とエリート集団竜騎士の長。しかし、見学者は意外と少なかった。みんな逃げている。巻き込まれては敵わないからだ。


「ラングレイ。お前はしっかりと見ておけ、俺の勝ち姿をな。もちろん上司命令だ」

「パ、パワハラ……!」


 おいラングレイ。俺のことは捨て置け。なぁに、心配するな。俺は一人で帰れる。

 俺はラングレイに背負われながら静かにそう言った。早く俺をこの騒ぎから解放しろ。


「逃がさないぞ。俺を一人にするな。困るだろ」


 俺も困る。ほら見ろよ。互いに距離を取って威圧し合っている。バカかコイツらは。周りを見てみろ、俺の方を見てコソコソと何か言ってる。また俺のせいになるじゃんこのパターン。


「だいたい間違ってない」


 間違ってるよ! アイツが勝手にノコノコ帰ってきただけだしっ! 俺関係ないもんっ!

 イヤイヤと首を強く振って俺は否定する。むしろ被害者だ、勝手に連れ回されて。ランチは美味しかったけど、お土産ももらったけど……!

 俺は押し付けられた『アイテムボックス』を握りしめて強く言う。

 これだけ置いて帰れ……!


「いつでも来い。私は逃げも隠れもせん。まずは一撃……正面から受けてやろう」


 自身の周囲を歪ませる程の闘気を放ちながらゴウカは余裕を見せた。それに対して騎士団長の方は額に手を置いて嘲笑う。


「舐められたものだ。ゴウカ殿、貴方の弱点はその慢心ですよ」


 騎士団長がそう言った直後、彼の竜眼が鋭く光る。


召喚サモン


 一瞬の明滅のち、天から舞い降りた白銀が騎士団長を包み込む。細身で美しい巨体を優美に佇ませる銀竜、その竜に触れて騎士団長は詠唱する。


『我が魂、竜の同胞はらからとなりてその身を捧げんと誓う』


 騎士団長と銀竜の輪郭が淡く光って曖昧になり、まるで溶け込む様に一体化していく。やがて、騎士団長を一回り大きくした様な人型に凝縮すると、その肉体は実体化する。

 そこにはまるで銀竜を鎧にした様な装備を身に纏う巨躯の人間が立っていた。竜頭の兜に隠れてよく見えないが、その容姿は騎士団長と酷似している様に思える。


「竜と人間の融合秘術、竜人化だ! 竜との契約深度が一定ラインを超えた者のみが至れる、竜契約の深奥……!」


 貴方は、解説おじさん! 詳しいのか!?


「能力は元の何倍にもなるが、その分体力の消耗が激しい対人戦闘に向いた短期決戦用の戦闘形態だ!」


 ありがとう解説おじさんっ!



 背から生えた翼を広げ、太陽の光を銀の鱗で乱反射させる。竜騎士はその手に持つ銀の槍をゴウカに向けた。銀竜の尾を鋭い突撃槍に加工した様なその切っ先は、どんなものでも貫くのではないかと思わせる迫力があった。


『殺す気で行きますよ』


 宣言の後、騎士団長の足元が爆ぜた。地面と水平に伸びる銀の流星がゴウカを貫く。俺にはその残像しか目に追えなかった。凄まじい衝突音が周囲に響く。俺を背負うラングレイが息を呑む。

 誰かの驚愕の声が聞こえる。


 流星の後、舞う土埃が視界を悪くする。


「ふん」


 続けて鼻で笑った様な声がして、土埃が吹き飛んだ。そして見えるのは……銀の突撃槍を両手で掴み、抑え込むゴウカの姿。腕の筋肉を膨張させ、血管をピクピクとさせながら嬉しそうに笑みを浮かべる。


「強くなったな……だが、まだ、まだぁっ!」


 左のボディーブローが騎士団長に突き刺さる。爆発に似た音と共にその拳は銀の鎧を変形させ、銀の鱗を撒き散らす。一拍遅れて、騎士団長は血反吐を吐いて地面に崩れた。

 しかし追撃。ゴウカの右ストレートが竜頭の兜を打ち抜いた。砕け散る兜と鮮血、散る銀鱗。吹き飛んだ騎士団長が地面を何回かバウンドして民家を何軒か突き破っていく。崩れ落ちる民家……。


 残された破壊の後、俺とラングレイは騎士団長の飛んで行った方を見つめてポカンと口を開けて間抜けな声を出した。


「「ええ……?」」


 死んだ? あんなの現実世界でトラックに轢かれるよりやばいんじゃない? 血の塊がバウンドした所に残っているんだけど。人間はスーパーボールじゃないよ?


「龍華騎士団長の突きは攻城兵器を楽に防ぐ鋼竜の鱗をも貫く威力を秘めるらしい」


 解説おじさんの説明が続く。しかしインフレが過ぎて凄さが分からない。その鋼竜は包丁に加工されてるし。

 俺とラングレイが困って立ち尽くしていると、こちらに向かってゴウカが歩いてきた。腹を少し摩りながら嬉しそうにこちらを見ている。


「奴も中々実力を上げたな。見ろ。全力を出して防ぎ切れなかった」


 その腹を見ると、確かにちょっと刺さった跡が付いている。しかし既に筋肉によって止血されている模様。訳がわからない。初の竜人化というイベントを拳二発で吹き飛ばしたせいでこのままではかませ戦闘形態になってしまう。

 それは俺にはどうしようもないことだった。俺はラングレイの背中から降りて、その腕を掴んでニコリと笑う。

 次はお前の番か? ラングレイ。


 ブンブンと首を強く振るラングレイ。それを見てゴウカが不満そうに顔を歪めた。


「何だ? まさか、怖気付いているのか?」


 まさにその通りだが、それを認めると機嫌を損ねる事になる。ラングレイはもはや答えの無い迷宮に囚われていた。


「ペペロンチーノ、お前はどう思う? お前もそんな軟弱な事を言う男には幻滅するだろ?」


 いや俺に振らないで下さい……。俺の返答次第ではラングレイの命が失われるだろう。心優しい俺も流石にそれは気が引ける。だが、俺ではもうどうしようもなさそうだ。死んでくれ、ラングレイ。お前の事は忘れない。


「……! お前っ! 何て非情な!」


 ザッ……。ゴウカが一歩近付いてきた。上司が決闘を吹っかけたせいで興奮している野獣が近付いてくる。その恐ろしさにラングレイは情けなく俺に縋り付いてきた。おい! やめろ! 諦めろ……もうアレは止まらん。


「ひぃーっ! モモカさーん!」


 周囲を歪ませながら近付いてくる死神。情けなく喚くラングレイを必死に引き剥がそうとしていると、思わぬ助け舟が向こうからやってきてくれた。


「お父様……?」


 ビキビキと額の血管を震わせるモモカさんが拳を鳴らしながらこちらへ歩いて来ていた。その姿はラングレイにとってまさに女神。彼女の登場によりゴウカの気がそちらに逸れたのだ。


「モモカ……久しぶりだな」


 短く、ただその一言には色んな感情が込められていた。この二人には色々と事情がある。仲が悪いというわけではないが……。

 モモカさんは、ゴウカにこの街には来てほしくないようだ。


「お父様、勝手に来るなと言いましたよね……?」

「娘に会いに来るのに、なぜ気を使わねばならん……?」


 二人は静かに語り合う。だが一文字に込められた威圧は地面を震わせてヒビを入れる。もう訳がわからない。一体どういう理屈なのか。そして俺は何故この場にいるのか。疑問は尽きなかった。


 地面が割れる。モモカさんが踏み込んだからだ。ゴウカも踏み込む。また地面が割れる。衝突する拳。空気を割り、音を吹き飛ばし、あまりの威力にぶつかった所から光すら吹き飛ぶように……。

 後から来たのは爆発の如き衝撃波だ。広場を吹き飛ばし、民家もついでにいくつか吹っ飛ばした。地面に突き刺さった俺がラングレイに引っこ抜かれて見たのは、クレーターに佇む無傷のモモカさんとゴウカの二人。


 くるりとゴウカが踵を返した。


「元気にしているようだな」


 それだけ言って、ゴウカは去って行った。こちらを振り返る事もなく、迷いもなく……王城の方へ向かうその背中を無言で見つめながら、ボロボロになった俺とラングレイは目を合わせる。

 え? 帰った? 何しに来たの? まさか本当に会いに来ただけ?


「あの方角は、サトリちゃんに会いに行きましたね」


 なるほど……。なるほど?


 少し経って、王城の一部が吹き飛んだのを遠目に見ながら俺達は帰路についた。


 そのすぐ後にモモカさんの喫茶店でお茶をしていると埃まみれになったサトリが愚痴を言いに来た。曰く、普通の挨拶ができないのか……と。


「……だから来て欲しくないんですよ」


 モモカさんのその言葉には同意しかない。静かになった店内のカウンター席で包帯を身体中に巻いた狼獣人が珈琲を啜っていた……。



 余談だが、ランスは無傷で逃げ切ったらしく、それを聞いたモモカさんとサトリはギョッとした顔をしていた。




 *



 茶髪に、高い位置にポニーテール。大きな瞳をキョロキョロとさせて、少女は誰かを探していた。

 ふと、その視線が一点で止まる。その先は曲がり角だ。しかし誰もいない。だが少女は曲がり角に向けて意気揚々と走り出した。

 ちょうど彼女が角に差し掛かる時、その向こうから男が出てきた。赤い髪をした、右目に傷がある男だ。彼は曲がった先にいた少女を見て、驚く素振りもなく頷いた。


「久しぶりレッド! せっかくだし遊びに来たよ!」

「ああ。久しぶりだな、ぽてぽち」


 ぽてぽちと呼ばれた少女はその外見に相応しい……彼らの世界で言う所の女子高校生らしい笑顔でレッドの肩を叩く。彼女はこの世界においてプレイヤーと呼ばれる存在だ。

 彼女の瞳が片目だけ不自然にブレる。


「ここに来たのは、目処がついたからか?」

「まぁね。ペペロンチーノの言ってた特徴の男……位置が大分絞れたからさ」


 左右の瞳が、全く別の動きをしている。レッドは、その様子を見て感心した様に口角を上げる。


「レッド……あんた警戒されてるんだね。場所を変えようか。ああ……そんなこと言ってたら」


 ぽてぽちの眼球の動きが止まり、見る者が思わずハッとする様な妖艶な笑みを浮かべ、彼女は小さく呟いた。


見つけた(・・・・)


 直後に《情報連携》によりレッドとぽてぽちの思考がリンクする。ぽてぽちから与えられた視覚情報を、レッドは確認してから頷く。


「コイツだ、間違いない。ペペロンチーノに伝えに行こう」


 ニヤリと、楽しそうに口を歪めたレッドは自然と腰の剣に手を置いた。




 プレイヤーは、『掲示板』によって繋がっている。そして、彼らプレイヤーにはそれぞれ特有の波長があり、それが個人の識別となる。

 便宜上『脳波』と呼ぶとして、ぽてぽちはその『脳波』を解析、同調、逆探知する事によって他のプレイヤーの視界を限定的に盗み見ることが可能だ。

 情報に溢れる掲示板から目的に『近い』プレイヤーを見つけ出し、逆探知……視界を共有する。


 プレイヤーぽてぽちは、『掲示板』能力を使いこなす事に最も長けたプレイヤーだ。そして世界中にプレイヤーが散らばり、熟練度を上げた彼女の力を持ってすれば……たった一人の人間を探す事など造作もない事だった。


「もう! 流石に大変過ぎるよ! ペペロンチーノには、相応のお返しをしてもらわないとね」


 造作もないとは誇張し過ぎた様だ。ニコニコと人の良さそうな笑みを浮かべて、ぽてぽちはレッドに並んで歩きはじめた。


 プレイヤーという異質な存在、その中でも一際異常な集団……攻略組。その毒牙が、とある一人の人間に襲いかかろうとしていた。





暗躍する怪しい集団、彼らの目的は一体……!



余談ですが、ラングレイさんが前王様の戦後処理を担当する事になります。

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