第105話 お狐様の嫁入りわん!
はぁ、はぁ……。静かな部屋に、俺の荒い息遣いが微かに響く。震える指先は、うっかりと摘んでいる薬を落としてしまいそうな程頼りない。
ぽちゃん。と、俺様特製の下剤が控室に備え付けられた飲料水の中へ。くくく……。俺は含み笑いを隠せない。これで、不戦勝だぜ……。
バン! と、闇にほくそ笑む俺が忍び込んでいた控室の扉が強く開け放たれ、更には強い照明で中を照らされる。
ぐぅっ! だ、誰だ! 俺が叫ぶその先には、開いた出入り口を通せんぼするように片足を上げたk子の姿。
「はいはっけーん! 不正はっけーん!」
ちぃっ! k子ぉ! お前を決勝でぶちのめす為の俺の努力を無駄にする気かぁ!
即座に俺は腰につけたボールを地面に叩きつける。一度光を放ったそれは、中から一体のプレイヤーを吐き出した。
俺のストリートプレイヤー、略してストプーだ。手足のひょろ長い、例えるなら蜘蛛を思わせる外見をしている。対して、俺と同じ様に腰につけたボールからk子もストプーを出した。
ヤツのストプーは筋肉盛り盛りのパンイチ男だ。頭のリーゼントがテラテラと気色の悪い艶を見せている。
「はぁーっ? 敵に薬を盛る事の何が努力ですかぁ? でも残念、不正警察k子ちゃんがいまーす!」
ウゼェ野郎だぜ。
まぁいい、こんな時もやはり……決着をつけるならストリートプレイヤーだ……! 行くぞ! クモシム!
無論、俺のストプーの名前だ。クモシムと呼ばれたストプーが身構える。
「はんっ、ザンギエ○! ぶっ飛ばせ!」
もうちょい名前モジれや! それか名前そのまま使うなら外見もう少し似せろ! テラテラのリーゼントを睨みながら俺は突っ込む。
だがストリートファイトは始まってしまう。
クモシムの下段パンチを何なくザンギは膝でガードする。もちろん、操作は首裏の頚椎から伸びるコードの先についたコントローラーだ。
俺とk子がそれぞれ自身のストプーを巧みに操つり、激闘。だが、人間誰しもミスはするもの……俺のクモシムは腕が伸びるのだが、うっかりとパンチの一つが操作者のk子に向かってしまう。
ボコォッ! とk子がくの字に折れ曲がり膝をついた。口から涎を垂らしながら、視線は俺を射殺さんばかりの勢いで睨んでくるので思わずニヤニヤとした笑みを返してしまう。
わりぃわりぃ、ちょいと手が滑った。だがザンギが俺を抱えてスクリューパイルドライバー。俺の頭が床に突き刺さった。
て、テメぇ……ずぼりと頭を抜き、顔は冷静だが俺は怒り心頭に発する。なんて卑怯な奴だ。明らかに俺のクモシムパンチが奴に向かう前から投げモーションに入っていた。つまり先程のスクリューパイルドライバーは元から操作者を狙った攻撃だったという事……何という卑劣な手を使いやがる、k子……っ!
俺は秘密コマンドを押す。すると、クモシムの背中からもう二本腕が飛び出した! 腹からもう一つの顔も生まれ、何とクモシムは二体のプレイヤーを合体させたキメラであることが判明する……! クク……俺は小さく笑う。
「お、お前っ、卑怯! そんなの卑怯!」
k子がプルプルと怒りのあまり瞼を痙攣させて叫んだ。そしてコントローラーの裏側にあるボタンを押す。すると、ザンギの肘や掌から刃物が飛び出したではないか。明らかな不正……信じられない、神聖なるストリートプレイヤーの舞台に、その様な違法改造ストプーを持ち込むなんて……!
『この卑怯もんがぁ!』
俺とk子の声がハモリ、騒ぎを聞きつけたストプー大会の運営に見つかった俺達は揃って失格になった。
*
くそっ!
この俺様を……! 失格だと? 舐めやがって!
苛立ちを地面にぶつけていると、横にいるk子も同じ様に地団駄を踏みながら吠えている。
「信じられないっ! この私を! 蔑ろにするなんて!」
ほぉ、『蔑ろ』なんて言葉を覚えたか。俺が馬鹿にしたように言うと、k子はキッと睨みつけてきた。
「また馬鹿にした! そもそもあんたが卑怯な事ばっかするから!」
ブーメランって知ってるか、あぁ?
「投げたら戻ってくるやつ!」
そうだな。合ってるよ。俺はk子とこれ以上問答するのを辞めた。
それはさておき、このまま舐められたままってのは気に食わないな。
「……それは、私もそう思う」
だろう? 俺達は普通のプレイヤーとして……いやなんかややこしいけど、ストプーのプレイヤーとして大会に出ようとした、ただそれだけなのに、少し楽屋で揉めていただけで追い出すという非道な行い。
これはもう、あれしかないな。
「あれ?」
ゲリラ参加だ。
その時、何かを蹴るような音が響く。
「おっと、待ちな!」
突然の声に、俺とk子は驚いて声のした方を見る。そこには、俺達を追い出した会場入り口で通せんぼするように足を上げた男の姿。俺は気付く。コイツ……プレイヤーか。
「お前達の好きにはさせない、ここで大人しくしていてもらおうか」
何故だ?
俺が聞くと、男は鼻を鳴らして足を下ろす。
「それを言う必要は無い」
男の返答に、k子が拳を振り上げて言った。
「何でよ!」
「それを言う必要は無い!」
何故だーーっ!! 俺も吠えた。
「だから言わねぇって言ってんだろ! クソ! お前らのペースには乗せられねぇぞ! 野郎ども!」
野郎どもとかいう、漫画や映画でしか聞いた事がないまさかの台詞と共に、周りの草むらからガサガサと不審者達が現れた。その数は両手の指では数え切れないくらいだ。横のk子が実際に数えようとして混乱しているから間違いない。しかも全員がプレイヤーの様だ。
「くくく、お前達にはな、すてきなところへ行ってもらう。抵抗も好きなだけするが良い……無駄だからな」
……!? セーブポイントが弄られている。これでは、リスキルされてしまう位置だ……! つまり死亡による逃亡が出来ないと言う事である。
そしてとりあえず俺とk子の胸に矢が突き立った。成る程、本気のようだ。プレイヤーを相手取るならば、とりあえず一度殺害してレベルを下げる事が必須と言える。
復活したk子がすぐに縄でふん縛られる。しかし、俺くらいになれば自分で復活位置、再生部位を操作できる。更に復活後のレベル一……そこから更に代償を捧げ、脅威のマイナスレベルへ到達させる事で、俺は不審者プレイヤーの一人と重なった座標を復活位置に変更。体内から再生した俺は、不審者の肉体を突き破りながら高笑いをする。
くははは! このペペロンチーノ様を簡単に捕らえられると思うなよぉ!?
「ぐっ! 相変わらずイカれてる!」
「こんなキモい復活方法があるなんて!」
「ちぃっ! これが攻略組かっ!」
ちなみにマイナスレベルに到達したプレイヤーはステータスが著しく低下しているので、俺はそこから大して抵抗も出来ず捕まった。通称デスペナと呼ばれるステータス低下現象は一度レベルを上げてプラスまで持っていかないと何度死亡しても取り返せないので、つまるところ俺はしばらく貧弱系美少女という事になる。
そんなわけで哀れなk子と幸薄系清純潔白巻き込まれ系超絶美少女ヒロインの俺は目隠しをされて、何かしらに放り込まれてそのまま拉致されていった。
次に俺達が陽の光を見た時、そこは山に囲まれたクソ田舎の村だった。箱の様なものから這い出して、周囲を見渡しては見覚えの無い土地で混乱する俺達を迎えにきたのは全身に毛を生やした人型生物だった。
獣人。一般的にそう呼ばれる奴らだ。獣を二本足で立たせた様な奴もいれば、人間にケモ耳と尻尾を生やしただけの様なコスプレ野郎もいる。
しかし、この村にいるのはほぼ全員が獣が立っているタイプ。つまり、毛むくじゃら獣人だ。
狼……いや、犬、か? 畜生風情が服なんかを着込み、集団の先頭に立つ老犬獣人が杖を突きながら震える声で言った。
「貴様らは、『獣神』様への贄なり」
ふざけるなと思い口にしようとするが、横から不思議な気配がしたので思わずそちらを見ると、何とk子の奴が《化粧箱》を使い犬型獣人に姿を変えていた。
おおっ……! 獣人集団に動揺が走る。美しい、なんて言葉が聞こえてきた。成る程……さすがはk子というわけか、瞬時に犬型獣人の視点から見て魅力的な姿に変身したのだ。
まさか《化粧箱》まで習得しているとはな。『傾国』の名は伊達では無いと言ったところか。俺は感心した。しかし頭は緩かった様だ。
「わんわん!」
k子は、頭が犬になっていた。恐らくk子の考える『犬』だろう。《化粧箱》を使って、精神に変調を出さないプレイヤーはグリーンパスタしか居ないが、それにしても酷い。へっへっ、と荒い息遣いで四つん這いになっている。もう完璧に犬じゃん。骨格が人間だから違和感が凄い。
「こ、これは一体……?」
突然目の前で人間から獣人に変化したのだ。老犬獣人の動揺は凄まじかった。何故か、動揺の中に『期待』の感情がある。俺は咄嗟に口から出まかせを言った。
「これは我が『今』、獣人へと『進化』させたのだ……分かるな? 我の言っている意味が……」
老犬獣人がハッと何かに気付いた様な顔をして、すかさず地面に膝をつき俺へ祈りを捧げる様に諸手を挙げた。
俺の脳内コンピューターがスパコン並みに計算を始める。『獣神』、どこかで聞いたことがある様な、無い様な。『龍神』とか居たな……ん? 《龍》だっけ? あれは確か現在の竜の祖先と言われている。そして、ヒズミさん辺りが龍がなんやらと言葉にしていた気がする。実在した?
ならば『獣神』とは? ファンタジー世界だからなんとなく受け入れてたけど、そもそも獣人ってなんだよ? どっから現れた?
成る程な。ニヤリと、俺の口角が上がる。そんな俺を見て、獣人どもは畏れにも似た感情を瞳にのせて、俺の言葉を待っていた。
「そう……我こそが『獣神』、その存在である」
「それは素晴らしい! やはり! そうでしたか!」
老犬が大喜びで両手の指を複雑に組んだ。何度も何度も、組み方を変えて……もしかして、『印』か? 忍者かな?
『おいでませ 我らが 神よ 厄災の主 戯れの悲劇 九つの尾は 貴方を顕す』
な、なんだ? 詠唱……?
老犬の口から歌のように紡がれる不穏な言葉。それはプレイヤーの翻訳機能を通しているからそう聞こえているのであって、どうやら他の獣人どもは意味を理解していないらしい。
「おお……! ついに、我らが神が降臨なされる……!」
「私達に、永遠の繁栄を……!」
「我々をお救い下さい……!」
いや、詠唱内容に物騒な言葉ばかり並んでますけど? 救う系の神じゃなくて気まぐれに圧政してくる系の邪神じゃないですかね?
そして、俺は抵抗する間も無く光に包まれた。それは九本の尾の形をした光。周りの皆が光に目を潰されている中、俺だけはそれを認識できた。
白い光で出来た狐が俺の身体に入っていく……! いや、狐じゃん! お前らどう見ても犬系なのにこいつ狐だよ? 信仰するモノ間違えてない?
「うぉおおぉ!」
俺の雄叫びと共に、一層光が強まった。やがて光が晴れる頃……俺が居た場所には、k子犬を肘置きにして寛ぐ人影。
頭頂部に三角のケモ耳を生やし、少し豊かになった胸元を少し晒した俺ことペペロンチーノの姿があった。しかし、目は吊り上がって眼光も鋭く、なんならケツから九本の尻尾がユラユラ生えている。
俺の髪色は緑のままで、なんなら尻尾の色も緑だった。もはや狐感はゼロである。当然犬らしさなど微塵もない。
『おい、お前。ちょっとこっちに来い』
ちょいちょいと、俺の口が勝手に開いて適当な獣人を指差して手招きをした。疑問を顔に浮かべてその獣人が近付いてくると、俺の身体が勝手に動いて鋭く尖った爪を獣人のデコに突き刺す。
「あああっ!」
嬌声を上げて飛び退く獣人に、ケラケラと楽しそうな俺。俺は聞いた。
おい、お前何がしたかったの? 今。
俺は答えた。
『え? いや、顔ムカついたから』
成る程ね。俺はうんうんと頷いて納得した。
一人で勝手に会話をして頷いている俺を、獣人どもは怪訝そうな顔で見ていた。俺は右手を動かして、グーパーグーパー。ギョッとした俺が、慌てて右手の所有権を奪う。
成る程ね。プレイヤー俺と狐俺の肉体操作権は微妙に俺が負けてるわけだ。
『くっ! なんだ! この身体の持ち主か! 何故消えていない……っ! おい! 貴様が巫女か! 失敗したのか……っ!?」
巫女と呼ばれた老犬はあわあわとそんなはずはないと手を振った。
「あ、有り得ませぬ……しかし、その少女は自らを『獣神』と名乗っておりました、故に生まれ変わりか何かかと、それゆえに貴方様にはピッタリの肉体かと思いましたが……」
しどろもどろに答える老犬に、ふむと狐俺は顎に手を置いて考える。一方俺は空いた左手を使って胸元を覗いた。大きくなってる……でも精神に変調がないと言うことは、《化粧箱》とはまた違う肉体の変化ということか……? 顔を赤くして胸元を閉じる狐俺。
おい、いいだろ別に。俺の身体だぞ。
『ちぃっ……。そもそも、『獣神』の生まれ変わりなど有り得ぬ。それに《幻獣》は自らをそう名乗らん。我が母は父でもあり、今や世界に散らばる獣人全てに宿りしもの。一つの個体として留まるものではない』
へぇ〜。《龍》とかと、なんか関係あるの?
俺が聞くと、俺は嫌そうな顔をして答えた。
『あれもまた、竜どもの祖であるが……ってええい! 勝手に口を使うな! くそっ、獣人どころか人ですらないではないかこの身体は! なんだ、この気色悪い……』
こいつプレイヤーのこと知らねーのか?
『まぁ良い。我は腹が空いた。おい、何か用意せよ。肉だ、肉!』
「わんわん」
その日の夜は宴だった。
狐俺を囲み、わいわいとする獣人どもの会話から俺はコイツの正体を考察する。
とりあえず、今の今までこの狐は肉体を持っていない……魂に近い状態で存在していた。世界に干渉する事はほとんど出来ず、故にその間に世界で起きた事をほとんど認識出来ていない。
そして、そんな事が可能なのはコイツの存在がこの世界においてかなり上位だからだ。
死んで分離してやろうと思ったが、狐俺が感じる死への恐怖からか肉体の主導権を奪われてしまう為、上手くいかない。久しぶりに自殺を出来ない状態になってしまった。
それはさておき突然だが、村は殺気だっていた。隣の村から来た蜥蜴人がクッチャクッチャとガムを噛みながら村長である老犬を訪ねてきたからだ。
その村とはよく揉めているらしい。
「だからヨォ、おたくんとこのクソ犬に畑が荒らされたんだよぉ。どうしてくれんだ、アァ?」
蜥蜴人とは、人の骨格に爬虫類の皮膚と顔を付けたような奴らだ。つまり人型に変身したオリーブとそっくりな奴らとも言える。
そんな爬虫類は、何人かのお供を連れて態度悪くそう言った。それに対して、犬畜生どもは肩を揺らしながらガン垂れている。
「何難癖つけてきてんだ、あぁ?」
「ぶっ殺すぞ!」
犬の遠吠えに、爬虫類どもは舌をピロピロ出して答える。
「負け犬が吠えやがる」
「鱗も持たねぇ劣等種が」
そういう価値観なのか……俺は一つ勉強になったような、なってないような。ちなみに、犬どもの神的ポジションである狐俺は頬杖をつきながら干し肉を齧っている。かなり興味がなさそうだった。
ちなみにこの神様はこの世に顕現してから何もしていない。グータラとk子犬を侍らせて日がなゴロゴロしているだけである。
『何を揉めとるんだ……飯はまだか?』
おいおい、お前を世話してくれている犬どもが困ってんだぞ。やれやれ、仕方がない。身体を貸せ。
そう言って俺は主導権を奪い、揉める犬と爬虫類の所に行く。リーダー格っぽい蜥蜴が俺を見て、顔には出さないがなんだコイツと疑問符を浮かべる。
俺は尾の一本を消費した。代償術式……今の俺に宿る狐はかなりの上位存在。なのでこういう事ができる。
俺の指先から蒼い炎が迸った。火花のようなそれは蜥蜴の腹に触れたと同時、大爆発を起こし身体を吹き飛ばしていく。
吹っ飛んだ蜥蜴は、死にはしていないものの気を失ってしまった。唖然とする周囲に、俺は胸を張り高々と宣言した。
「くくく、蜥蜴ども。明日の朝日を拝めると思うなよ」
イキる俺に、蜥蜴人達は殺気を向けた。後には退けないと、犬獣人達もまた強く爬虫類どもを睨みつける。
老犬が代表して言う。
「皆殺しだ……!」
えっ。
戸惑う俺を置いて、周りの犬畜生達は老犬に賛同した。ウォオォォン! と犬が吠える。
「上等だ……! テメェらの墓を掘ってから来いよ……!?」
対して蜥蜴はこの答えである。
俺はフッと軽く笑って元の位置に戻り頬杖をついて主導権を狐俺に返した。そして叫ぶ。
お前のせいで……っ!
『えっ』
まるで炎のように燃え上がる村同士の対立。狐俺のせいで悪化したその争いは、一体どうなってしまうのか……。
突然の人物紹介
k子
実はサトリと似たような不遇の過去があるらしい。そもそもサトリの過去すら出したことはないが、それはともかくk子は元の世界に居た頃は愛を知らない子供だった。
他人の愛を知らず、他者への振る舞い方は唯一の肉親である実の母親から学んだもので、天性の才能から一桁の年齢から魔性を持つに至る。
しかし、それ故にか、別の理由なのか、親からは『自由』の意思を奪われていた。
故に、実は感情とかが欠落している系だった。かつて人形とか表現していたのはその設定があったからで、もっと陰鬱なストーリーを考えていたがなんやかんやであんな感じになった。
けどまぁ、ポラリス率いる真帰還組のダガーとかエスニックみたいな名前の奴とかが兄代わりになって、後他の連中ともワイワイやっている内に子供らしさを取り戻した、的な。
今はかつての『傾国』ほどの力は発揮できないでしょう。あれはある意味自分を殺し切って他者の好みを演じることで初めて可能になっていて、『我』を持ってしまった今の彼女には同じ成果を出せない、かも。
k子が自由に生きようと思ったきっかけは強烈な刺激を与えてきた攻略組……その中でもぺぺロンチーノである。
めちゃくちゃをやっているぺぺを見て、本人も気付かない所でその自由さに憧れを持ってしまったわけで、どこかそれが後の性格に影響が出ている模様。
国が潰れたのも、初めてのワガママに歯止めが効かなくなったわけですね。
と、まぁ雑に設定開示。
つまりぺぺさんが悪い。