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(interlude) 雪だるまのポエム

 何者にもなれませんでした。何者にもなれなかったんですわたし。


 しんしんと雪が降る、夜になる。外で雪の中にうずくまる。いっぱい着てるから寒くない。雪にうずもれて、雪が積もる音をきく。静かだ。しんしん。雪の中なのに暖かい。積もるのを見ている。


 近所の家ではごはんのにおいがして、話し声が聞こえる、町は静かに動いている。


 けれどもわたしは誰とも繋がっていない。雪を見ている。


 日が暮れて湿った空気。近くの道路をときどき車が通る音。木から雪がさらさら落ちる。少し離れた、雪を踏む足音。子どもたち。雪に埋もれていくわたし。


 ニンゲンの子供だったわたしがやってきて、隣で雪玉を丸めて大きくして、ぺたぺた叩いて固める。雪だるまができあがる。満足そうな様子もなく、淡々と作り、しばらくそこにいた。

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