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無職は転生してフリーターに進化した!  作者: 鋏と電灯
第三章〜後ろを振り返って〜
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道すがら

サティルス村の件が一段落したその日の夜


「「ご……ご主人様……それは」」


 イブとスレイが焦るような表情で、同じことを同時にモンドに聞いてきた


「ドゥモンド・アン・マリアージュってやつだけど」


 モンドはきょとんとした顔で顔がベルの人形を見せる


「そんなこと見れば分かります! 」


 イブが鼻息を荒くしながら大声でそう言う


「いったい誰からもらったんですか? 」


 スレイが眉間にシワを寄せながらそう聞いてくる


「誰って……シェールっていうサティルス村の巫女だけど」


 モンドはそう言いながら、二人の雰囲気に飲まれそうになり汗を垂らす


「どうするつもりですか? 」


 少し不安げな、声でイブがそう聞いてくる


「どう……って、まあ、とりあえず考え中、今は結婚とかよくわかんないし」


 軽めの口調でモンドがそう言うと


「そうですか……」


 バツが悪そうな顔をしているが、スレイがそう言って引き下がるとい、イブもこの話は終わりといった感じになった。


「まあ、とりあえず、次に行くセヴェル街のことでも考えようぜ」


 モンドは話題を変えるためそんな事を言うと


「セヴェル街って何か面白いものあるの~」


 トイレからちょうど帰ってきたリリトがそう言う


「ああ、そうだな一番派手なのはケートスだな」


 シュヴはリリトの方を見ながらそう答える


「ケートス? 」


 リリトはそう言いながら、首をかしげる


「ああ、空を飛ぶクジラだ、正確にはクジラのような姿をした役物ヴェルチュだな、とにかくでかくて、その大きさは大規模な街であるセヴェル街をはるかにに超える大きさで、天を覆いながら泳ぎ浮く姿から、『空を食べるもの(バリショーイ)』と呼ばれているな」


 シュヴが流暢りゅうちょうに解説するが


「あれ、そんなにでかいなら一日中真っ暗じゃね? 」


 という疑問をモンドは口にする


「ああ、たしか、ケートスは半透明だから陽の光は普通に来るから明るいぞ、とにかくその他では見れない不思議な空の感覚は大人気だ」


 そう言ったシュヴは、未知の大空に思いをせているようだった


役物ヴェルチュってことは、持ち主がいるの? 」


 リリトが同じ役物ヴェルチュとして気になったのかそんな事を聞いてくる


「ああ、ん~、……たしかセヴェル街の街長がいちょうである『フォレナ・バレーナ』が持ち主だったはずだ」


 クローゼットからハンカチを探すように思い出しながらシュヴがそう言う


街長がいちょうのペットが街を覆ってるってなんか嫌だな」


 なんとも言えない不快感がモンドをおそう


「フォレナ・バレーナは街のためにつくす、いい街長がいちょうだってもっぱらの評判だが」

 

 シュヴはそう言うと、細かいこと気にしすぎだと言わんばかりの表情になる


「まあ、そんなこと、どうでもいいか」


 お気楽な顔でモンドはそう言う


「ああ、ついで言うと、セヴェル街はかなり治安がいいんだぜ」


 シュヴがそう言う


「へ~、安心ですね」


 イブは軽い口調でそう言うが


「え!? じゃあ、いままで行った街は治安が悪るい、無法地帯だったの?! 」


 モンドは何気なくふらついていた街が急に怖くなる


「モンドォ、飛躍ひやくさせすぎ、サティルス村は小規模すぎて分からんが、前までいたザイダニエ街だって、路地裏の危険地帯に行ったりしなければ普通に安全だぞ」


 シュヴは呆れたような顔をする


「そうか……」


 モンドがそう小声で言うと


「大体、お前は路地裏の犯罪者集団どころか、軍隊だって軽く抹殺できる実力があるんだし、そんなこと気にしなくてもいいだろ」


 シュヴが続けてそう言うと


「いや、自分じゃなくて非力なイブやスレイが心配でな……」


 モンドはつい言ってしまった、気恥ずかしいセリフに顔が赤くなりそうになる


「え……僕を心配して」


「そんな……私なんか……」


 イブとスレイが急に顔を赤くして嬉しそうな感じでそう言う


「オレは心配しないのか」


 シュヴが目以外は笑った表情でそう言うと


「いや、お前は『夢幻の住人スプーケシヴィルペルソン』で透明人間にでもなっていくらでも逃げることが出来るだろ」


 モンドが真顔でそう言うと


「まあ……そうだけど」


 納得ししてないように、口を尖らせながらそう言う

 

「あたしは~」


 リリトが上目遣いでそう聞いてくる

 

「リリトを襲ったら、襲った奴が骨も残らず消えるからな、逆にお前がくだらないことで暴れたりしないか心配だわ」


 モンドが本気で心配そうな様子でそう言うと


「ブー! 乙女心がわかってなーい! 」


 リリトは顔を膨らませ、文句を言う


「はあ、リリト、モンドはオレやお前を女扱いしてないんだよ」


 シュヴが疲れた顔をしながらそう言うと


「失礼な! シャワー中に遭遇したら、ちゃんと謝るじゃん」


 モンドがそう言って、反論すると


「いや~、お前の女扱い適当すぎだろ、ついで言うと謝る時も俺の時だけ異様に雑じゃね? 」


 シュヴがそう言うと


「そういえば、そうですね、前見たときには、『なんだ、いたのか、すまん、すまん』って感じでしたし」


 イブは無駄に上手いモンドのモノマネをしながらそう言うと


「それって、ちょっと酷い……です」


 スレイはモンドの方を見ながらそう言うと


「あ~、じゃあ、次からは『ごめんなさい』ってちゃんと謝るよ」


 モンドがめんどくさそうにそう言うと


「そういう、問題じゃないんだがなぁ……」


 シュヴは苦笑しながらそう言った。

  

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