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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

吸血鬼と俺

作者: フォカッチャ

作者の妄想を適当に小説にしただけです。


らくーな姿勢でよんでください。

なぜこんな事になったのか。俺の前には超絶美少女がいた。

同い年ぐらいの彼女は本当にかわいい容姿をしている。


そう。


「血を吸われたいぐらいに」



短編小説「吸血鬼と俺」


俺は親に捨てられた。

孤児院で今の歳まで生きてきた。しかし俺はその檻の中で暮らすような生活に嫌気がさしていた。

なぜ、この世界に俺は産まれてきたのか。


もっといろんな体験をしてみたい。もっといろんな自由を得てみたい。


「もっと不思議な事に出会いたい」


思い立った俺は自由を手にするためにこの檻から脱け出す事にした。


俺には自由が待っている。俺には夢が待っている。俺には青春が待っている!!

脱け出すルートは簡単だ。

トイレの窓から抜け出し、近くの塀を飛び越える。

カメラなどの障害物は14年間ここで暮らしてきた俺の頭の中の地図に書き込まれているから心配はない。


俺は5メートルはあろう塀を掃除の時間に盗んだほうきともう使わないであろう自分の椅子を巧みに使い、乗り越えた。


着地を少し失敗し、足がじんじんするけれども俺は成功した。檻からの脱出に。

しかし、自由を手に入れるのはこれからだ。俺は何とかしてやってやるんだ!!



しかし、現実は甘くなかった。


この年でバイトはできないし、そのうえ住所も無いから来年まで生きてたとしても無理だろう。


家もないし、貯金など元から金が入って来ないのであるわけがない。


手元にあるのは孤児院で毎月渡されるお小遣いの500円。それも明日には尽きるだろう。


腹も減ったし足も休む場所が無いからなかなか治らない。喉も乾いて、多少目眩もしてフラフラする。


しかし学校へ登校すれば俺の自由のチャンスは途切れることになる。


たぶん学校にも孤児院から俺が姿を消した報告があるだろう。


俺は、自由のためなら学校へも行ってやらない。


しかしどうすればいいのか。


だいぶ目眩がキツくなってきたし吐き気もする。


しかしここまでした以上後戻りはできない。


元の場所になんか戻ってやるもんか!!意地でも自由を満喫してやる!!目眩も気にしない!!俺は今から住む場所を見つけに行ってやる!!


しかし俺の意思とは関係なく、俺の体はその冷たいコンクリートへと身を任せながらそっと気を失ってしまった。





…………………ん……


なんだろう、背中に毛が触れている気がする。

「これは…絨毯?」


辺りを見渡すと、洋館の客間のような場所にいるということがわかった。


ーん、洋館?ー


俺はまず道端で倒れていたはずだ。こんな場所に来た覚えはない。


しかも、倒れている俺を他の人が見つけたとしても病院に連れていくのが当たり前だ。まぁ病院に連れていかれると俺の自由はそこで終わるわけだから、少しラッキーだった訳だけど。


「そうよ。私に助けられたから自由のチャンスは守られたのよ。感謝しなさい♪」


「うわっ!?」


「何よ、人を化け物みたいに…。まぁ気を取り戻したのはよかったわね。」


俺の目の前には金髪の女の子が立っていた。

容姿から見て同い年くらい。しかし、見た目とは全くの大人な口調と表情を持っていた。


「あなたが…助けてくれたのですか?」


「ええ」


「ありがとうございます。おかげで助かりました。」

「どういたしまして。病院に運ばれてたら自由はなかったから、私に助けられて本当にラッキーだったわね」


「えっ!?」


「だって、孤児院から脱け出したかったんでしょ?」

「なぜそれを…」


「ー私、心が読めるのー」


彼女はあっさりと、ごく当たり前のようにそう言った。

なんだろう、少し怖い。


「怖いとは酷いわね。私はかわいい方の女の子だって自分では思ってるわよ?」

「確かにかわいいですが…」

確かに容姿はパーフェクトだ。さらさらとしたツインテールの金髪に吸い込まれそうなその赤い瞳。しなやかなボディーにふくよかなその…


「なに人の体を解説してるのよ」


「心を読まないでくださいよっ!!//」


「あらかわいい♪」


その少女は俺の真っ赤な顔を見てクスッと笑っていた。かわいい…


「あなたもお腹が空いている事でしょう。一緒に食事はいかがかしら?それとも、もう少しここで休む?」

俺の返事は即座だった。


「食べますっ!!」



………


彼女が案内してくれた場所は、とてつもなく広い食堂だった。辺りは金や銀、色とりどりの花などで華やかに装飾されている。


彼女はきっとお嬢様なのだろう。


「私の手作りなんだけど、食べれるかしら?残しても別に怒りはしないわ。」


彼女が出してくれたのはオムレツだった。ナイフで中央を切って中のとろりとした卵の味を楽しむ本格的なオムレツだ。


「いただきます。」


「召し上がれ♪」


外見は完璧だ。黄金色のオムレツは食欲をそそる。

その完璧な楕円形のオムレツの形を失う事を悔やみつつもその黄金の卵の丘にナイフを入れていく。


なんと完璧な火の入れ加減なのだろう。


程よく出てくる黄身。しかし形を崩さないそのオムレツには感動した。


オムレツを口に頬張ると、とろけるような旨さにまた感動した。

もう孤児院のパサパサ卵焼きには戻れないな。そう感じる程だった。


「どう?美味しい?」


「はい。とっても。」


「それはよかった♪」


俺はどんどんオムレツを口に運んでいった。付け合わせのニンジンの茹でたのもいい具合に作っていて、本当にうまかった。


「ごちそうさまでした。」


「ごちそうさまでした。」


二人とも手を合わせて合掌。人数は二人だけだけど、これを見ると前の孤児院を思い出し、憂鬱な気分に陥る。しかし、それもすぐに忘れて食後の余韻に浸る。幸せだ…


「あなたに、一つ提案があるの。」


「提案とは?」


「私の家に住まない?」


えぇぇぇ!?


「マジですか!?」


「マジよ」


彼女はにっこりこう言った。

「あなた、住む家がないんでしょ?そして自由が欲しい。なら私の家を拠点にしたらどう?もちろんあなたの部屋もあるわよ♪」


「え…でもあなたのお父さんやお母さんは許してくれるんですかね…」


「いないわ」


突然のカミングアウトに正直、驚いた。


「父母の心配は無くなった所で、君はどうするの?食事も出るし、家事は私がするわ。あなたは来年までのんびり過ごして、バイトでもなんでもして、この家に飽きてきたら自分で新しい生活をまた始めるだけ。どう?最高の条件じゃない?」


「ありがとうございます。俺は、ここに住みたいです。」


「そう、ならこっちへ来て頂戴。」


彼女に連れてこられたのはこれから俺の部屋となる場所だった。ざっと15畳くらいの広さの洋室だった。


「これを、俺が一人で?」


「そうよ?広い場所で一人は寂しいのかな?私と一緒がいいのかな?」


「ちがいますっ!!」


彼女はクスッと笑いながら俺をからかっていた。


「でも、本当にこんな条件でいいんですか?なんかあなたには何もメリットが無い気がするのですが…」


「そうね…私にも必用なものがあるのよ。時には欲するものがね。」


「性欲とかやめてくださいよ?」


「似て非なる感じね。そう、私に必要なのはー血ーなのよ」


「え…」



ー私、吸血鬼なのー


この言葉に顔は一気に青ざめた。吸血鬼?そんなのおとぎ話の中だけって決まっている!!


「信用できないようね…でも見て?ほら」


彼女は口をにいっとあける。そこには…牙があった。

「う、うわあぁぁぁ!!」


「大丈夫!待って!あなたを殺したりしないから!」

「だって、食われる!殺される!ゾンビになる!」


「それはおとぎ話の中だけよ!わたしの瞳を見て!!」

顔を彼女の顔に無理矢理向けられた。信じられない…こんなにかわいい女の子が吸血鬼だなんて…


「私を…信じて…」


「つまり俺の血を吸いたいって事ですよね…」


「ええ、でも少しだけだから。もちろん殺したりしないし、吸ってもゾンビになったりはしないから安心して。」


「でも正直怖いです…」


「大丈夫。私を信じて」


彼女の目は本気だ。決して俺を騙して食い殺したりはしないようだ。


「私に身を任せてくれればいいから。最初は少しだけ痛いけど、そこはこの家に住む条件として…ね?」


「少し、考えさせてください。」


「そう…まぁゆっくり考えて、怖かったら逃げてくれてもいいから。」


「お風呂が沸いているから、入ってきて頂戴。」


彼女は少し寂しそうな目をしていた…


風呂の中で俺は考えていた。どうしようか…彼女が好意を持って住まないかと提案してきたのはわかる。まぁ吸血も目的だけど。その吸血を俺は受け入れられるのか。恐怖に打ち勝つ事ができるのか…


……………


「受け入れよう」


彼女には世話になりっぱなしだ。そのうえこれからも世話をしてくれるという。これ以上の何が必用だろうか。これだけの事をしてくれるなら俺もその代償を払わなくてはならない。


そう決心し風呂場から出てきた。置かれていたタオルと着替えは入った時には無かった。


「本当に、やさしいな…」


たぶん彼女はまだ俺の部屋にいるだろう。


ガチャ…


「おかえりなさい。どう?考えはついた?」


彼女は半ば諦めの表情で問いかけた。


「いろいろ考えたんだが、あなたにはいろいろとお世話になったからね。俺の血を吸ってくれて構わないですよ。」


「本当に!?」


「はい。」


「よかった…私、吸血鬼だし人の血を吸わないともうすぐ死んじゃうの。」


彼女はそう言った。


「それに…私には話し相手が欲しかったの。友達がいないから…」


もうすぐ死んでしまう、この言葉が発せられてから俺はすぐに行動に出た。


「早く俺の血を吸ってください。じゃないと危険です。」「本当に…いいのね?」


「はい。」


少し緊張するが、まぁ我慢をして吸われてやろうじゃないか。


「なら…ベッドの上で横になって頂戴。」


俺は横になった。


「このまま、私に身を任せてくれればいいから。ゆっくり…体の力を抜いて…」

彼女も横になり、俺の耳元で小さな声で囁いてくる。まるで、鼓膜をくすぐっているかのようだ。


「ね?…ゆっくり、そう。力を抜いて…」


彼女の手が俺の背中に回り込み、やさしく上下にさすってくれる。


段々俺は力が抜けてくるような快楽に陥っていた。


「それじゃあ…始めるわよ…」


彼女の顔が俺の首筋に近づいてきた。彼女の吐息が俺の心をまたくすぐる。


さらに、その赤い綺麗な舌で首筋を這うように舐めてくる。その音と感覚は俺をまた訳のわからないような感情に浸らせていく。


「いくわよ…少しだけ痛いからね…」


ーカプッ……ー


一瞬だけ、本当に痛かった。涙が出るかと思ったが、さっきまで彼女がいろいろとしてくれたので、恐怖や心配はさほど無かった。


ここからは彼女との無言の時間が始まる。聞こえるのは、彼女と俺の心臓の鼓動だけ。最初は痛かったが、この痺れるような甘いような感覚がおれに快楽を与え始めていた。


彼女の体温と鼓動。まるで二人が一体化したような感覚まで覚えてきた。


そんないろいろと感じながら3分後、


「ぬちっ…」


「ハァハァハァ…ありがとう…」


彼女は口についた血を手でぬぐいながらそう言ってきた。


「どういたしまして。正直、俺もなんか…良かったよ。」


「そう…」

彼女はにっこりした表情でそう答えてくれた。


立ち上がろうとしたけれども、体に力が入らない。彼女からも今日はそのまま寝たほうがいいと言われた。まぁ包帯は巻いてもらったけど。


これが、これからの俺の日常。吸血鬼の彼女は美しく、華麗で、そしてやさしかった。

そう。


ー血を吸われてもかまわないくらいにー

もう少し、いやらしい感じに書こうと思ったんですが、なかなかうまくいきませんねぇ(笑)


なんかアイデアとか感想とかあったらお願いします。作者の私、むちゃくちゃ喜びますんで(笑)


それでは。


読んで頂き、ありがとうございました!!!!

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― 新着の感想 ―
[一言] 三分血を吸われたら致死量なんじゃぁ? 面白かったです これからも頑張りましょう
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