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カノジョ(仮)23

作者: GTM

 人類が人型兵器で戦争をするようになって半世紀。

 大戦のエースパイロットの戦後とは・・・


 大西洋上 宇宙用兼空母カーマストラーの甲板。

 日がかたむいてきた。

「ちょっと早いがあがりにしよう。ごくろうさま」

 人型兵器部隊の小隊長が、本日の訓練の終了を告げた。

「ブリ」

 大戦の英雄ナナミ君の公私ともにパートナーで軍務の一環としてグラビアアイドルもやっているミナミ少尉が、新米の女性パイロットに、

「カラオケ行くよ」

 短めの金髪の小柄なブリことブリトニーは、

「プロなのに、カラオケ行くんですか?」

 CDも出しているミナミは、

「のどがなまっちゃうだろ」

 それを聞いたモブ男子パイロットAは、

「わたしたちもお供を」

「ダメー。男子禁制」

  と、すかさずブリトニー。 

 モブ男子Bが、

「となりに部屋とりますから、一曲だけでも」

「どうしようかなー」

 と、ブリトニー。

 その様子を見ていた小隊長が、

「ブリちゃんが来て、男子のモチベーションが上がった。ミナミちゃんの芸能活動が週一になって訓練でてくれるようになって助かってる」

 女性パイロット兼Gカップアイドルのミナミちゃんと艦内で同棲生活をしているナナミは、大戦のころから上官の小隊長に、

「ブリトニー・エクランド、初登場の時とキャラちがってませんか?」

「そういうことは置いといて、ぶっちゃけ、ミナミちゃんとはどう?」

「ボクは籍入れてよいかと」

「彼女若いし、写真集とか売れてるしな」

様子見()、ですか」

 ミナミが、

(ぶり)行くよ」

「その言い方だと魚みたいじゃないですか!」


(おわり)

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