Story96「海に行こう」
こうして僕は、さっちゃんと一夜を過ごしてしまったのであった。
それから僕と美憂姉は、暑い夏も毎日仕事をして他のメンバーたちは、夏休みの課題や宿題などを頑張っていく。
そして気づけば夏休みも残すところ残り2日になってしまい僕が部屋で休んでいると美憂姉が申し訳なさそうに話しかけてきた。
「優くん、海に一緒にいく件だけど今日と明日はお店は定休日で優くんはお休みなんだけど、私は店長からオリジナルの服の新しいデザインについて一緒に話し合いたいって言われてしまって今年は行けそうにないから本当にごめんね」
「別に良いよ!店長からの誘いならそっちが大優先だから暑い夏で大変だと思うけど、頑張ってきてね」
「優くん、ありがとう!それじゃ頑張ってくるよ」
「美憂姉、行ってらっしゃい! 」
こうして美憂姉は、仕事に出掛けてしまい僕はどうしたら良いか悩んでいた。
明日は、前から決まっていた夏休み期間最終日に美憂姉と愛理ちゃんとそらちゃんは、新曲のリリースで参加できないらしいから3人不在のガールズトーク討論会があるから良いとして、今日は今からどうしたら良いんだろう…
僕が悩んでいるとすみっちの声が戸の向こうから聞こえてきた。
「お兄ちゃん、今大丈夫かな? 」
そして僕は、急いで戸を開けて返事をする。
「うん、大丈夫だけど」
「それなら良かった。お兄ちゃん、宿題が終わったから私とレオンちゃんとで一緒に海に行かない? 」
「僕は、良いけどレオンちゃんは、器材を買い揃えたから今日から練習するみたいなことを朝、みんなで朝食を食べてるときに話していたけど」
「私がテレビの天気予報をその後で観てたら今日の最高気温が37℃になるみたいだから熱中症にならないようにレオンちゃんに話してきたら今日は練習を中止するって言っててその時にレオンちゃんに私が海に行かないって誘ってみたの。そしたら良いねって言ってくれて今、用意してるところだと思うわよ。それでお兄ちゃんも一緒にどう? 」
すみっちは、僕に嬉しそうに接近しながら聞いてくれた。
「すみっち、近すぎるから。今日は特にすることもないから良いけど、すみっちは水着あるの? 」
「お母さんがこの間、買ってくれてあるから期待しててね! 」
「それなら良いけど、瞳さんは誘わなかったの? 」
「お母さんも誘ってみたんだけど、明日の討論会の準備があるらしいから行けないみたい」
「そうなんだね。それじゃ今から用意するから待っててくれるかな」
「もちろんだよ!それじゃ用意が出来たらいちご荘の玄関に集合してね」
「うん、分かった」
こうして僕は、すみっちとレオンちゃんの3人で海に行くことになり海に向かった。
そして海についた僕たちは、さっそく水着に着替えレオンちゃんとすみっちが出てきてレオンちゃんが先にこう言った。
「優くん、ドキドキするかな? 」
レオンちゃんは、白色のビキニをつけていた。




