Story95「女としての価値観」
さっちゃんは、話ながら言われたことを思い出してしまったのか涙がゆっくりと出てくる。
「それは傷つくよね!でも僕もえっちの経験はないから」
「優くん…やっぱり私は、女としての価値観が低いのかな」
僕は、さっちゃんに自分の気持ちをしっかりと伝えるために気持ちを強くこめてこう話す。
「バカなこと言うんじゃないよ!さっちゃんは、すごく良い女性だし僕がさっちゃんの彼氏なら既に僕からしてしまってると思うから」
「やっぱり優くんは、優しいね! 」
「そんなことないよ。だってさっちゃんは、本当に良い女性だから」
するとさっちゃんは、恥ずかしそうにしながらいきなり上の服を全部脱いでいき可愛い胸をぷるんっとさせてから下着一枚の状態でこう言ってきた。
「今夜一緒にしよっか!私の初めてを優くんにあげる」
「ちょっと、さっちゃん待ってくれないかな?感情が高ぶるのは分かるけど、えっちならいつでも出来るし、いきなりだと僕が心の準備が出来ていないから… 」
「それもそうねっ。お互いの愛が今よりももっと深まってからの方が気持ちいいみたいだからね。それじゃ、このまま一緒にベットで寝よう」
「さっちゃん、服は着ようよ」
「嫌だ!私もう寄ってきつつあるから服を着られないから」
「完全に酔ってないうちに着た方が良いよ」
僕がそう言ってるとさっちゃんは、僕に抱きつきながらそのまま寝てしまった。
「ち、ちょっと… 」
それから僕は、さっちゃんをなんとかベットに寝かせてあげて布団をかぶせてあげながらこう思っていた。
さっちゃんは、普段ツンツンしてるけどたまにこうやって甘えてくれたり抱きついてくれたりすると惚れちゃうよ。
添い寝してあげようかな。
こうして僕は、さっちゃんの横でそっと添い寝をしてあげた。
そして次の日になって僕が起きようとするとそこには、相変わらず上半身裸のまま、ものすごく笑顔でさっちゃんが僕の身体の上に乗っかっており驚いてしまった。
「ち、ちょっとさっちゃん! 」
「優くん、おはよう!昨日は添い寝してくれてありがとう」
「別に良いけど、さっちゃん服着ようよ」
「分かってるけど、私が朝起きた時に優くんが添い寝してくれててすごく嬉しかったからご褒美だよ! 」
「ご褒美って朝からさっちゃんの胸を見たら僕が可笑しくなるから早く服を着てよ」
「それなら私をぎゅっと抱き締めてくれないかな」
「だ、抱き締めるって上半身裸の女の子を抱いたりなんかしたら僕が可笑しくなるから」
するとさっちゃんは、恥ずかしそうにしながら言った。
「私、まだ大学の夏休みの課題とか宿題が残っててこのままだとやる気が出なくなってしまうの」
「それは困るよね。課題とか宿題は早めに終わらせた方が良いからな。
分かった、それじゃ今からするよ」
「ありがとう! いつでも良いからねっ」
そして僕は、優しくさっちゃんをぎゅっと抱き締めてあげるとすごく幸せそうな表情をしており僕も幸せな気持ちになった。




