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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン2 〜strawberry summer〜
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Story89「妹の意外な一面」

 僕が替えの下着とスカートを渡していくと瞳さんは、濡れた下着とスカートを渡してきた。



「それじゃこれビニール袋に直しておいてくれるかな?ちょっとパンツが良い意味で汚れちゃってるから… 」


「変なこと言わないでよ!可笑しくなるから」



「別におかしくなっても良いんだよ!ちなみにどうかな私の身体…興奮しちゃってる? 」



「うん…すごく興奮しちゃってるよ! 」



「良かった!もし興奮しないって言われたらどうしようって思っていたから」



「大人の女って言う感じで良いと思うけど、本当に危なくなってきたから下着とスカート履いてくれるかな? 」



「うん、分かった!今日のところは、まだ清掃活動中だからこの辺にしておいてあげるね。その前にちょっとだけ抱かせて… 」



「それじゃちょっとだけだよ! 」



 それから瞳さんは、そのまま僕に抱きついてきてこう言ってから下着とスカートを履き始めた。



「一回しか言わないけど、優くん愛してるからね! 」



「い、いきなり何を言うんですか‥僕も愛してるよ! 」



 僕は、思わず誰にも言ったことがないことをそのまま言い返してしまった。


「優くん… 」



 この時瞳さんの目からうっすらと嬉し涙がこぼれ落ちていた。



「そろそろ清掃の続きしようか!

遅くなっても他のメンバーに怪しまれるし… 」



「そうだね!今まで貯めていた気持ちとかいろんなものを一気に出しちゃってごめんね… 」



「謝らなくて良いよ!僕も変な気持ちになってしまったから」



 お互い笑顔になりながら残りの清掃もしていき無事に終わったのである。



 その頃、公園の担当をしていたすみっちは、さっちゃんに呟いていた。



「はぁ~ 優くんがいないとやる気が出ないなぁ」



「それは私のセリフだよ! でも一緒に頑張って終わらせようねっ! 」



「そうだね! 」



 一方僕と瞳さんは、川からいちご荘までの距離が近いためみんなより早く帰宅してお互いテーブルに座りながら話をしていた。



「優くんは、昔は好きな女の子っていたりしたことってある? 」



「僕は、昔に好きな女の子は、いたね」



「そうなんだ!ちなみにどんな女の子だったの? 」


「今でこそは体型は普通だけど、昔の自分は太っていて女の子からほとんど無視されていたんだけど1人だけ優しくしてくれた女の子がいてすごくドキッとしたのを今でも覚えてるね」


「へぇ~、そうなんだ。ちなみに私の娘の純子にもドキッとすることは多い? 」



「そりゃドキッとすることは多いよ。優しくしてくれるし、可愛いし、甘えられると嬉しい気持ちになってしまうからね」



「純子は、他の男の子の前では無表情なことが多いみたいよ」



「えっ、そうなの?ぜんぜんそうは見えないけど」



「実はそうなんだよね。男の子と会話するのが苦手らしくて学校の先生からも言われたことがあったわ」


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