Story87「家庭の事情」
「ううん、私は普通の事をただ話しただけだから。あっ、でもちなみに私、もしくは純子を選んだ場合には2人と出来るよ! 」
「なんでそうなるんだよ! 」
「だって純子はまだ11歳だから間違っても今は純子が優くんとしたいって思っても法律的にいけないのは、分かってるから超えられないでしょ?でも私は純子の母親ではあるけど、純子から聞いてるとは思うけど彼氏もいなければ夫は病気でいなくなってしまったから‥でもその夫とは、純子が小学生になる前には離婚しようと言う話し合いでお互い一致しているから私は今、彼氏すらいないの。でも私は、優くんの事が好きなの!それに私は、優くんとなら一線超えても良いって思ってるから」
「瞳さん… 」
「でも純子も優くんの事が好きなのは知ってるし、もし優くんが私と純子を選んでくれたとしたら私は、純子がえっちしてもいい年齢になったらその時は、譲ろうと思ってるから私と純子を選んでくれたら2人と出来るよって言う意味なの。ごめんね。清掃活動なのに変な話や私の身勝手な話ばかりして… 」
僕は、瞳さんを優しく抱き締めながらこう言った。
「謝らなくて良いよ! 瞳さんは本当に優しい女性だなって思うし、純子と瞳さんは、似てるなって思います」
「優くん…ありがとう!優くんから抱いてもらえると嬉しいなぁ」
「だって瞳さんは、僕が困ってる時にいつも助けてくれてこの間でもかなり大変なはずなのに討論会の資料を作成してくれたし… 」
「私は、頑張ってる優くんを支えてあげたいって思ってるからね! 」
「瞳さん本当にありがとう! 」
すると風が強く吹きはじめたため瞳さんは、こう言った。
「私が話始めたから可笑しいんだけど、風が強く吹き始めたからそろそろ続きしようか」
「うん、分かった! 」
それから川の近くに落ちているいろんなものを回収していき、いよいよ残すは流れてる川の石に挟まっているチラシを回収するだけになり僕が回収しに行こうとすると瞳さんが僕の手をつかみながらこう言った。
「優くん、危ないから私が行くから! 」
「ここは僕が行くので瞳さんは、ビニール袋を広げて待っててくれないかな? 」
「そうはいかない!優くんにもしもの事があったら嫌だから! 」
「それは僕も同じだよ!瞳さんに何かあったら僕すごく悲しくなるし、すみっちを悲しませることにもなるよ! 」
「気持ちは嬉しいけど、純子だって優くんを守るためなら許してくれるから」
お互い譲らないまま僕が前に進もうとすると瞳さんが急いで僕を追い越して前を進んでいくと足を滑らせてしまう。
(きゃっ!)
僕は、後ろに倒れかけている瞳さんの背中を頑張って抑えて頭を打たないようにするとお尻を軽く打ってはしまいスカートはびしょ濡れになってしまったものの幸い助かった。
「瞳さん大丈夫ですか!? 」
「大丈夫だけど、このまま後ろにひっくり返って頭打って死んでしまうのかなって思ったからすごく怖かったよ… 」
瞳さんは、あまりの怖さに泣き始めた。




