Story80「確認してみたの」
「僕は、それはおかしいだろって思って瞳さんに理由を聞いてみたら下着とか靴下とかは、服とかズボンとかと違って重みがあるから毎日手洗いなんてしてたら続かないし、毎日の事を考えたら軽いものを手洗いした方が負担が軽くて効率も良いからって答えてくれたんだ。おまけに洗濯機の洗濯する側の方も容量があまり入らないから下着とか靴下を手洗いしながら服とかズボンとかは洗濯機にいれて洗濯していくことによって洗濯する時間がすすぎとかも含めて1回分で済むから30分くらい時間を短縮出来るからと言うことで今に至ってるんだよな」
「それで石井さんが、私たち3期生に話すときに下着とか靴下とかは手洗いになってるって言ってたんだね… 」
「本当に迷惑かけてごめんなさい」
「もうっ!優くん謝らなくて良いの!でも私のパンツ洗うの嫌じゃない?特に最近夏場で暑くておまけに運動したりもしてるから汗臭いと思うから… 」
レオンちゃんは、恥ずかしそうにしながら小さな声で言ってきたので僕は、こう答えた。
「ぜんぜん大丈夫だよ! 」
「汗で濡れてしまった時もあったと思うけど、大丈夫だった? 」
「大丈夫だったら安心して」
「それなら良かった!優くんは、私のパンツを嗅いだりしてないんだね」
「そんな変なことするわけないじゃん!それに僕は、そんな趣味はないから。でもなんでしてないって分かるの?」
「実は私、恥ずかしかったけど今の質問で優くんが本当に私のパンツで変なことしていないかを確認してみたの!私のパンツはね…実際近づいたらちょっと汗臭いから匂うの」
「でもそれだけでは、仮に変なことしてたとしてもそう言う人は、自らカミングアウトするとは思えないから仮にしてたとしても分からないんじゃないの? 」
「そこは、女の勘って言うのがあるから分かるし、仮になかったとしても本当に変なことしてる人だったら表情が動揺したりするけど優くんは、ぜんぜん動揺してなかったもん。
それに洗うの上手いしね! 」
「そんなことないと思うよ! ただ普通に手洗いしてるだけだから」
「本当に上手いなって思うのよ!それに優くんは謙虚で礼儀正しいところも良いのよね」
「そんなことないよ! 僕は、ただ普通の事をしてるだけだから。ただ言えることは、レオンちゃんやいちご荘の他のメンバーじゃなかったら僕は、間違いなく殴られたり蹴られたりしてると思うからね」
「優くんだったら大丈夫だと思うけどね。ねぇ…ちょっと協力してほしいことがあるんだけどお願い出来ないかな? 」
「ぜんぜん良いけど、僕はどうしたら良いのかな? 」
「ありがとう!実は、私優くんと仲良くなりたいなって思ってそれで私ね投手から野手に転向しようと思ってて優くんにはそのお手伝いをしてほしいのだけど良いかな? 」
「僕もレオンちゃんとは仲良くなりたいなって思っていたしもちろん協力するよ! 」
「優くんありがとう! 」




