Story73「私が求めていること」
「どうして開けられると困るの? 」
「私のこと嫌いにならない? 」
「嫌いになったりなんてしないから大丈夫だよ」
「それじゃ開けてみて…」
僕は、ゆっくりとゴミ箱を開けてみるとそこにはティッシュがたくさん捨ててあった。
「別に何もないじゃん! 」
「ティッシュを触ってみたら分かるから… 」
言われた通りティッシュをそっと触ってみると少し湿ってる感と濡れていた。
「よしりん… 別に変なことじゃないと思うよ」
「優くんそう言ってくれてありがとう!実は優くんの事を思い出しながら一人で少し前にしちゃったの‥でも好きな女の子がこんなことしてるって分かったから嫌でしょ? 」
「そんなこと無いよ! 僕だって一人でしちゃった事あるし、夢で自然にしちゃった事もあるよ」
「そうだったんだ!別に私の事思いながらしても良いんだからね」
「ありがとう‥むしろよしりんの女の子らしい一面が見られて良かったよ! 」
「優くん!大好きだよ! 」
するとよしりんは、いきなり僕をベットに押し倒してきて唇にキスをしてくれた。
「よしりん、いきなりどうしたの? 」
「優くんを愛でたくなってしまって‥ちょっとだけ優くんの指を舐めても良いかな? 」
「別に良いけど、僕の指を舐めても意味なんてないと思うけど… 」
「意味ならあるよ!優くんの身体に触れられることによってドキドキ出来るから」
「それならこれでも良いんじゃないかな… 」
「えっ? 」
僕は、恥ずかしかったけどよしりんの本音が何となく分かっていたため今度は僕がよしりんを優しく押し倒してこう言った。
「よしりん、舌出して… 」
「えっ、良いの?でもなんで私が本当にしたいことが分かったの?何も言ってないのに‥ 」
「よしりんの唇が求めてそうに見えたから‥ 」
「やっぱり優くんには隠し事なんて出来ないね~うん。本当はこれがしたかったの‥愛を感じあえて女を出しやすいかなって思ったから」
「それならしよう! 」
「うん! それじゃ…」
それから僕たちはお互いの舌を絡めあっていきよしりんは、ものすごく幸せそうにしながら息を荒くしていった。
「はぁはぁ‥ 優くんからしてもらえるなんて思ってなかったし、こんな気持ちになったのはじめてだから今日はちょっと気持ちよくなるかも‥ 」
「よしりん… 別に良いと思うよ!気持ちよくして明日の試合に出た方がコンディションも良いと思うから」
「ありがとう!それじゃもうちょっとだけしてくれない? 」
「良いよ! じゃするよ」
それから僕は、もう少しだけ自分の舌とよしりんの舌を絡めてあっていき濃厚なキスをしてよしりんは、ものすごく気持ち良くなり開放的な表情になっていた。
そして次の日、よしりんはアマチュアのプロレス全国大会の決勝で圧倒的な強さを見せての勝利を飾り優勝し、優勝が決まった瞬間応援に駆けつけていた瞳さんからメールが届いた。




