Story72「自然な下ネタ」
そして僕が部屋で待っているとよしりんが戻ってきたのだが、可笑しな状態になっていた。
「優くん、お待たせ!牛乳持ってきたよ~」
「よしりん、なんで顔に塩がかかってるんだ? 」
「あっ、これはさっき牛乳入れてくる時に塩をちょっと摂取しようとしたら出てこなかったから本当にないか確認しようと口を開けて塩を口に近づけて何回か振っていたらバサッと出てきてしまったんだよ」
「なんで塩を使ったんだよ!食事で摂取できるのに」
「プロレスの練習は、ほぼ一日中してると特に夏場は大量の汗をかいてしまうから塩分不足になってしまうんだよね。それで私は、昔に夏場に倒れてしまって救急搬送されてしまった辛い記憶があるからね」
「そうだったんだ‥確かにそれだと塩分の摂取はけっこういるよね! 」
「そうなんだよね!だから拭いてくれないかな? 」
「うん分かった!それじゃそのままにしててね」
そして僕が優しくティッシュで拭いていき顔についていた塩はきれいに取ることが出来ると急によしりんの顔が赤くなっていく。
「塩拭いてくれてありがとう!塩拭き上手いね」
「そんなことないけど、いきなり顔を赤くして熱でもあるの? 」
「ううん熱は無いんだけど、さっきの塩拭きって言った言葉にちょっと引っ掛かってしまって… 」
この時僕は、よしりんの言いたいことが分かってしまった。
「もしかしてよしりんが言ってるのってあっちの方なの? 」
「う、うん… 実はね1度優くんの前でしてみたいなって思ったことはあったんだよね… 」
「な、何言ってるんだよ!そんなことされたら僕が発射させてしまうからダメだよ」
「べ、別に優くんなら私にいつでも発射してくれて良いんだよ! 」
「そこはあっさりとOKするところじゃないから! 」
「優くん!牛乳飲んでね」
「ありがとう! 今から飲むね」
「ちなみに私の牛乳もいる? 」
僕は、ポテトチップスを食べながら顔を赤くしながら注意する。
「それは入らないから! 」
「なんでよ!そこは冗談でもいるって言ってくれた方がドキドキしたのに… 」
「あっ、ごめんね…別に嫌じゃないんだよ! 」
「それじゃもう少し仲良くなったらいつか私の牛乳も飲んでよね…」
「分かった!その時は頂くね」
「優くんありがとう! あっ… 」
よしりんがコップにいれていた牛乳を飲もうとしたら上手く飲めなくて口元に牛乳が溢れてしまったため僕は、慌ててティッシュを取る。
「大丈夫? 今からティッシュで拭くからね」
「こぼしちゃってごめんね…ありがとう! 」
「気にしなくて良いよ! 」
そして僕は、拭いていったティッシュを捨てようと近くにあった小さなゴミ箱を開けようとしたらいきなりよしりんが恥ずかしそうにしながら僕の手を掴んできた。
「ちょっと待ってくれないかな… 開けられると困るから」




