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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン2 〜strawberry summer〜
74/302

Story71「子供っぽく」

「そうなんだ!ちょっとよしりんの部屋に行ってきても良いかな?会場まで応援に行けない分、何かしてあげたいんだけど… 」



「うん、良いよ!優くんからよしりんの部屋に行ってあげたら喜んでくれるよ! 」



「美憂姉、ありがとう! それじゃちょっと行ってくるね! 」



 そして僕は、よしりんの部屋に向かうと何故か部屋が開いていた。



「よしりん!練習している最中に悪いんだけど、入っても良いかな? 」



「あっ!優くん!もちろん良いよ」



 それから僕は、よしりんの部屋に入っていく。



「お邪魔します。よしりんっていつもものすごい練習してるよね! 」



「私は、プロレスラーを目指して日々練習したりアマチュアの全国大会での優勝を目指してるからね!基本的に女子であったとしても女子のアマチュアの全国大会で優勝しないとプロレスラーにはなれる可能性が下がるらしいから… 」


「ということは、明日が決勝だから近づいてるんだね! 」



「そうなのよ、明日が全国大会の決勝だからこれで勝って立派なプロレスラー選手になって今度は世界戦に(いど)みたいからね。でも最近は、ちょっと練習ばかりで気分転換が上手く出来なくて精神面が不安定になることはあるかな… 」



「それなら僕に言ってよ!僕は、明日の試合応援に行けない分、よしりんに出来ることをしたいの! 」


「優くんありがとう! それじゃちょっと子供っぽく甘えてみても良いかな?私、小さい頃からプロレスラーを目指して練習ばかりの日々だから子供っぽいところをあまり出さずに大人になってしまったから… 」



「僕で良かったらもちろん良いよ! 」



 するとよしりんは、いきなりポテトチップスを取り出して子供っぽくなって甘え始める。



「優くん、一緒に食べたいんだけど、ポテチ開けてくれないかな~ 」



「うん良いよ! 」



 そして僕がポテトチップスを開封してあげるとよしりんは、恥ずかしそうにしながら言った。



「開けてくれてありがとう!優くんも食べてね~それと食べさせてくれないかな? 」



「えっ、僕が? 」



「うん!お願い出来ないかな? 」



「僕で良かったら良いよ! 」



「やったー!ありがとう!それじゃお言葉に甘えてさっそくあーん 」



 僕は、この時よしりんがお口を大きく開けて軽く舌を左右に動かしてる姿を見て少しえろいと思ってしまいながらよしりんのお口の中にポテチを入れていく。


「ど、どうかな? 」



「すごく美味しいよ~ 」


「それなら良かった! それじゃ僕も食べるね! 」


「うん、たくさん食べてね!

 私は、ちょっと台所に行って牛乳入れてくるけど、優くんもいる? 」



「それじゃお願いしようかな~

 でもそれなら僕が持ってくるから」



「大丈夫!私が牛乳持ってくるからちょっと待っててね! 」



 するとよしりんは、何故か嬉しそうにしながら牛乳を運びに向かう。



 そして次回僕の予想を超える展開が待っていたのである。

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