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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン2 〜strawberry summer〜
73/302

Story70「妹からのご褒美」

「それじゃそろそろ僕も部屋に行くね! 」



 するとすみっちが僕の腕を軽く(つか)んで言った。


「お兄ちゃん、ちょっと待ってくれないかな? 」



「すみっち、どうしたの? 」



「いつも頑張ってるお兄ちゃんにご褒美をあげたくて‥ 」



「すみっち、何か作ってくれたのかな? 」



 僕は、普通のプレゼントかと思っていたらすみっちの様子が急におかしくなり、回りをキョロキョロしてから恥ずかしそうにし始めたので嫌な予感がしたのだ。

 するとすみっちは、僕にさらに接近していきなり前のスカートをたくしあげたのだがなんとノーパンだったのだ。



「どうかな?お兄ちゃん! 」



 僕は、顔を赤くしながらすみっちに注意する。



「どうかなじゃないよ!な、なんでノーパンなんだよ! 」



「お兄ちゃんが喜んでくれるかなって思ってパンツは履かずにノーパンにしてみたんだよ! 」



「そんなことしたらダメだよ! 」


「とか言いながら顔赤いよ~!

 別に妹のノーパン姿を見て興奮することは恥ずかしいことじゃないんだからね」


「そう言う問題じゃないよ!

 ちゃんとパンツ履いて異性の前で自らスカートをたくしあげないようにしてほしいって言いたいんだよ! 」



「異性って言っても他の男子には間違ってもしてないよ!お兄ちゃんにだけ特別に解放してるんだから、もう少し見てくれても良かったのに… 」



「それなら僕にもしなくて良いから! 」



「そうはいかないよ!お兄ちゃんには、これを見て活力にしてくれたらって思ってるからね」



「見てしまった僕は、興奮してきちゃったんだよ!

あーあ、11歳の妹のノーパン姿を見て興奮するようだと僕は、ロリコン(ロリータコンプレックスの略)だし変態だよ… 」



「お兄ちゃん、そんなこと無いよ!だってむしろこれで興奮してくれなかったら私、ショックで寝込んじゃうよ!私を異性として全く見てくれていないって言うことになるから」



「そうかな…この事は他のメンバーには黙っててね! 」



「もちろんだよ!お兄ちゃんと私は深い仲なんだから」

「すみっち、ありがとう!それじゃ僕は、部屋に戻るけどちゃんとパンツ履いておくんだよ! 」



「うん、分かった! 」



 それから僕は、部屋に戻っていきながらこう思っていた。



 自分自身ちゃんとしないといけないな!

 それにしてもまさかノーパンで見せてくるとは思わなかったから驚いたなぁ。



 そしてしばらく部屋で待っていると美憂姉が戻ってきて僕にこう言った。



「あっ、優くん待っててくれてありがとう!そう言えば明日はよしりんのプロレスの全国大会の決勝みたいだよ! 」



「そうなんだ!観に行きたいのになぁ~ 」



「私もそう思うんだけど、よりによって場所が東京なんだよね‥おまけに私たちは明日も仕事だから応援に行けないのよね‥ 」



「せめて大阪なら良かったのにね! 」



「だよね!でも瞳さんは応援にかけつけるみたいで、明日の朝早くにいちご荘を出発して新幹線に乗るみたいだよ」


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