Story63「会長公認の混浴」
羽衣ちゃんが部屋に戻ってから入浴の準備をするまでに少し時間がかかると言うメールを少し前に僕は、貰っていたため美憂姉には申し訳ない気持ちで勇気を出して羽衣ちゃんの事について少し相談してみることにした。
「美憂姉、ちょっと相談したいことがあるんだけど良いかな? 」
「うん!良いけど深刻そうにしてどうしたの? 」
「実は羽衣ちゃんの男性恐怖症と敵対心について相談したいことがあって僕がいない時はいつも出掛ける時は折り畳み式の刃物を持ち歩いているみたいなんだけど、それで今日羽衣ちゃんからその治療をしてほしいって頼まれたんだけど、話し合いの結果混浴することになったんだよね… 」
「こ、混浴! そっか…私も優くんと混浴したかったなぁ~」
美憂姉はそう言いながら僕の方をじろっと見てきた。
「今度僕で良かったら一緒に混浴しよう! 」
「えっ?良いの?それじゃ今度一緒に入ろうね!
約束だからね! 」
「分かったよ! 」
「まぁ、これから同じ部屋で過ごせると言うこともあるから優くんにベッタリしたくなった時はいつでも出来るからいいっか! 」
「美憂姉、ありがとう! 」
「羽衣ちゃんは女性陣に対しては誰にでも優しくて可愛い一面を見せたりするから男性に対してももう少しやんわりになると良くなると思うし、私も応援してあげたいからね」
「ありがとう!それじゃ行ってくるね」
「うん!気を付けてね」
それから僕は、お風呂場に移動すると羽衣ちゃんが待っててくれた。
「羽衣ちゃん待たせてごめんね」
「謝らなくて良いよ!あたいも今来たばかりだから…それじゃさっき入っても良いかな? 」
「うん!良いよ! 」
「ありがとう! それじゃちょっと待っててね」
そして羽衣ちゃんが先に更衣室で脱いでいきお風呂場に入る前に声をかけてくれた。
「優くん良いよ! 」
それから僕も更衣室に入っていくと羽衣ちゃんの水玉模様のショーツが脱ぎ捨ててあった。
羽衣ちゃんったら…
僕は、仕方なく羽衣ちゃんのショーツを綺麗に畳んであげて洗濯かごの中に入れてあげた。
そして僕もお風呂場に入っていくと羽衣ちゃんの顔が急に真っ赤になって目線が下の方になっていた。
「優くん!アンテナが良好だね~!スマホとかのアンテナだったらものすごく通信速度速そうね! 」
僕は、ゆっくりと浴槽に浸かりながら言い返した。
「羽衣ちゃん、何言ってるんだよ!そう言う羽衣ちゃんのアンテナも良好だと思うよ! 」
「優くん!な、何を言ってるのよ! エッチ! 」
「羽衣ちゃんごめんね… 」
「別に謝らなくて良いよ! 私が先に言い出してしまったことだし、言い返してくれて本当はすごく嬉しかったから… 」
「羽衣ちゃん… 僕も嬉しかったよ! 」
「優くん… 舌出してくれないかな? 」
「うん良いけど、羽衣ちゃんどうしたの? 」




