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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン2 〜strawberry summer〜
62/302

Story59「好きすぎて」

「そりゃそうだよ!私は、エースだからって油断したりサボったりなんて間違ってもしないからね。もちろんたまには息抜きとか気分転換は必要だからそこはしてるけどね」



 僕は、愛理ちゃんにこう言った。



「愛理ちゃんは責任感強いからね!たまにブログとか見てても常に上をめざして尚且つ原点は忘れずにファンを笑顔にさせてあげたいって言う言葉をよくみかけるから」


「さすが優くん! エースと言うことは私の一つ一つの行動で良いようになることもあれば悪いようになってしまうこともあるから、気を付けないといけないし、私自身ももっと成長したいって思ってるから」



「やっぱり愛理ちゃんは、すごいよ!それに比べて僕は‥ 」



「何、言ってるんだよ! 優くんは毎日お仕事頑張ってるじゃない!それにすごく優しいし魅力的だよ!それに優くんは私にとって大切な人なんだからね」



「愛理ちゃん…僕も同じだよ」



「優くん… 」



 すると愛理ちゃんの顔が真っ赤になっていく姿を隣で見ていたそらちゃんは、僕にこう言った。



「私もこれから愛理ちゃんみたいな存在になれるように頑張るからね! 」

「そらちゃん!応援してるからね」



 それから僕たちもたくさんあった巻き寿司を美味しく頂き、歓迎会は無事に終わってから部屋に戻ると置き手紙があった。



「この置き手紙は、誰からだろう… 読んでみよう」



 僕は、置き手紙を手に取ると美憂姉からだった。



『部屋に着いたら私の部屋に来てくれないかな?

 話したいことがあるから… 』



 急いで美憂姉の部屋に向かいノックする。



「美憂姉!僕だけど良いかな? 」



「うん!良いよ! 」



 すると美憂姉が部屋の扉を開けてくれたので、中に入っていく。



「開けてくれてありがとう! 」



「こちらこそ来てくれてありがとう!部屋を明日から優くんの部屋に移すからその準備をしたからちょっと散らかってるけど気にしないでね」



「ぜんぜん大丈夫だから安心して! 」



 そして僕がゆっくりと座ると美憂姉が悲しそうにしながら話を始めた。



「やっぱりアイドルってすごいよね‥ 」


「そうだね… 美憂姉どうしたの? 」



「さっき優くんが愛理と仲良くしてるところを見かけてちょっと悲しくなってきてしまって…

 前にもちょっとだけ話したと思うけど、私はアイドルハイスクールのテストを愛理と一緒に受けたけど、愛理は受かって私はダメだったんだけど、やっぱり優くんと愛理ちゃんはお似合いだなって思ってしまったの… 」



「美憂姉… 悲しい気持ちにさせてごめんね。でも僕は、美憂姉の事が一番好きだから…」



「ううん、優くんは謝らなくて良いの。ただどうしても私は、優くんの事が好きすぎて辛いの‥私を抱いてくれないかな? 」



「うん、もちろん良いよ! 」



 それから僕は、美憂姉をぎゅっと抱きしめる。



「優くんありがとう! こんなわがままな私でごめんね… 」


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