Story54「賑やかな彼女たち」
皆様大変長らくお待たせ致しました!
今日からシーズン2が開幕となります!
これからも「いちご荘の彼女たち」をよろしくお願いいたしますm(_ _)m
季節は夏になり今日から7月になって気温は日々上昇していく。
その中で僕たちが住んでいるいちご荘では、今日もにぎやかになっていた。
僕と美憂姉が仕事から帰ってくるとすみっちがスカートを脱いでりんごの下着姿で中央部屋にあるテレビを横に寝そべりながら見ていた。
「すみっち!何、スカート脱いでるのよ」
「あっ、お兄ちゃん!みゆちんお帰り~!ちょっとリラックスしてテレビ見てたら気づいたら脱いでたの」
「良いから早く履きなさい! それに兄に下着姿を見られて恥ずかしいと言うのはないの? 」
「優くんの言う通りだよ!すみっちもそろそろ思春期なんだからね」
するとすみっちは、普通に答えた。
「恥ずかしいと思わないよ! だって私のお兄ちゃんなんだし、おまけに私たち兄と妹の関係なんだから私は、お兄ちゃんの前で裸になる準備ならいつでもOKだよ! 」
「すみっち、変なこと言わないの! お願いだからスカート履いて」
「分かったよ!まぁ、この格好ないつでもなれるから今日のところはおとなしくスカート履いておくとするよ」
彼女は、11歳の石井 純子ちゃんで呼び名は『すみっち』である。
すみっちと僕は、もちろん実の兄と妹ではない。
ただすみっちが僕をお兄ちゃんとして見るようになったため僕は、すみっちを妹として見るようにしているのだ。
そして美憂姉とは、22歳で僕と同じ女性服専門店で働く山岡 美憂ちゃんで僕より一つ年上でお姉さん的存在であるため美憂姉と呼ばせて頂いている。
そのため美憂姉は、僕を実の弟みたいにいつも可愛がってくれている。
美憂姉は優しくすごく可愛くてまるで天使のような女の子である。
いちご荘には、僕以外は全員女子が住んでいるため他人から見れば僕は、男性一人と言う視点からでは一瞬アウェーにも見えるかも知れない。
みんなちょっとおかしなところはあるけど優しくしてくれるため男女の差別などは一切存在しないのである。
そして、いちご荘の彼女たち シーズン2がついに開幕する!
それから夕方になると、恥ずかしそうにしながら美憂姉が僕の部屋にやって来た。
「優くん!ちょっと良いかな? 」
「うん、良いけど恥ずかしそうにしてどうしたの? 」
「実は、明日から優くんの部屋に私も一緒になることになったの… 」
「美憂姉、それって僕と美憂姉が同じ部屋でってこと? 」
「うん!そう言うことなの」
「えっ…でもどうしていきなりそうなるの?僕たち異性だから同じ部屋になったりしたら… 」
「実は、このあと3人の入居者がいちご荘の3期として挨拶にやって来るの」
「メンバーが増えるって事だよね?でもどうして僕と美憂姉が同じ部屋になるのかな」
「実は、家主の瞳さんから私に話があってね、いちご荘の住める基本人数は、9人までらしくて現在瞳さんを含めたら7人になるよね? 」




