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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン1 〜Strawberry spring〜
53/302

Story52「どっちみち」

 そして僕は、この時あることに気づいたのである。



「そらちゃん!ち、ちょっと待ってくれないかな? 」



「優くんどうしたの? 顔がすごく赤いけど… 」


「今、ノーパンなのは危ないですよ! 」



 するとそらちゃんにいきなりスカートを上に捲りながら恥ずかしそうにしながら言った。



「うん…ちょっとノーパンだけど、それでも嫌いにならないでいてくれるかな? 」



「うん…嫌いにならないけど、ちょっと! 捲らなくて良いし、違うものが見えちゃったんだけど… 」



「どっちみちどこかで見えてしまうと思うからそれなら事前にこうした方が、あたし的にはいつ優くんに見えてしまうんだろう…って気にしないといけないからね。 それなら事前にこうしたらそう言った不安がなくなるでしょ? 」



「だからって見せるのは刺激が僕には強すぎるから… 」



「優くんも今、変なこと考えていたりする? 」



「それはしないから! 」


「そうなの? でも顔赤いよ~ちなみにあたしは、ちょっと考えてしまったよ… 」


「そらちゃん…実は、僕もちょっと変なこと考えてしまってるよ… 」

「そうなんだ! 別に考えてしまっても良いんだよ!それじゃあたしと一緒だね!これからもこんなあたしだけど、よろしくね! 」



「僕の方こそこれからもよろしくね! 」



 それから僕とそらちゃんが握手を交わすと愛理ちゃんがトイレから戻ってきた。


「二人とも遅くなってごめんね!ちょっとお腹の調子も悪くなってしまったから… 」


 するとそらちゃんが愛理ちゃんに言った。



「大丈夫だよ!あたしもさっきトイレから出てきたところだから気にしなくて良いよ」



「そうなの?それなら良かった! 」



「僕も少しベンチで休んでいたから大丈夫だよ! 」


「そうなの? それなら良かったよ!優くんとそらちゃんを待たしていたかなって気になっていたからね! 」



 それから僕たちは、公園のベンチでちょっとした話をみんなでして盛り上がり、愛理ちゃんとそらちゃんをバス停まで送った。



「優くん、今日はありがとう!」



「愛理ちゃん、僕の方こそ今日は、本当にありがとう! 」



「私は、特に何もしてあげられなかったよ。今度会う時は、ご褒美用意しておくからね」



「愛理ちゃん、そんなことないよ!僕は、会うことが出来ただけで十分幸せだから」


「やっぱり優くんは、良い男だよ! 」



 するとそらちゃんが僕に恥ずかしそうにしながら言った。



「今日は本当にありがとう! 」



「別に僕は、何もしてないよ!一緒に来てくれてありがとう! また来てね! 」



「もちろんまたくるよ! 今度来る時には、選抜スクールに昇格にして来るからね! 」



「いつでも待ってるからね! 」


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