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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン1 〜Strawberry spring〜
49/302

Story48「お友達?」

 あれからまだいちごを食べはじめてから10分もしないうちにすみっちは、早くも食べ終わってしまい僕がまだ5つほど残しているいちごを確認してから、そっと近寄ってくる。



「お兄ちゃん、ちょっと良いかな? 」



「すみっち、どうしたのってもう食べ終わったんかい! 」



「そうなのよ~ だからひとつほしいんだけど、分けてくれないかな?お礼は必ずするから! 」


 すると瞳さんがすみっちに注意する。



「純子! そんなこと言わないの。1人10個って決めてるんだから優くんにおねだりしたらダメだよ」



「でも食べたいもん! 」


 僕は、すみっちにひとつ分けてあげることにした。



「すみっち、1つあげるよ! 」



「えっ、良いの?ありがとうお兄ちゃん! 」



「うちの娘が本当にわがままでごめんなさい… 」



「いえいえ、瞳さん気にしなくていいですよ!可愛いおねだりだと思いますし、僕はすみっちが喜んでくれるなら良いと思っているので」



「優くんは、ほんと優しいね!絶対良い旦那さんになるよ」



「瞳さん、そんなこと無いですよ! 」


「実の妹のように可愛がってくれて私は、嬉しすぎて言葉がでで来ないよ」



「すみっちは、可愛い妹だと思ってるので」



「ほんと、優くんがいちご荘に来てくれて良かったよ!

 これからも娘の純子をよろしくお願い致します」



「もちろんです! 」



 意外なトークが発生したが、その後僕たちは美味しくいちごを頂き楽しい1日を過ごすことが出来たのであった。



 そして月が5月から6月に変わりいよいよアイドルハイスクールの愛理ちゃんと会う約束をしていた日になり僕は、朝から用意をしていた。



 今日は、愛理ちゃんに会う日だけど緊張してくるな。でもちゃんとお礼は伝えるぞ!



 それから僕は、約束していた時間の少し前に神戸スタジアムに到着した。



 愛理ちゃん覚えてくれてるかな?


 すると隣に同じアイドルハイスクールのメンバーらしき人と一緒に可愛い服装をして愛理ちゃんがやって来た。



「優くん、お待たせ!待ったかな? 」



「待ってないよ!僕も少し前に来たばかりだから大丈夫だよ」



「それなら良かった!待たせていたんだったら申し訳ないなぁって思うから」



「隣にいるのは、同じメンバーの方かな? 」


「そうなんだよ!私が優くんに会いに行くって言ったら、そらちゃんが私も優くんに会いたいから一緒に行きたいって言われたから仕方なくこうなったのよ。優くん、ごめんね‥ 」



「愛理ちゃん謝らなくて良いよ!同じメンバーの方なら僕は大歓迎だから」



 すると愛理ちゃんが、そらちゃんにサインを出す。



「ほら、優くんにあいさつして! 」



「南川さん、始めましてあたしは、愛理先輩と同じアイドルハイスクール所属でアンダースクールの大川 そらと言います。よろしくお願いします」

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