Story47「いちご狩り」
そして僕たちは、いちご荘の裏庭に到着するとそこには、ものすごくたくさんのいちごが出来ていた。
「瞳さん、いちごの数すごいね! 販売できるんじゃないのかな? 」
「優くんの言うとおり、販売しようと思ったらこの地区限定なら十分に出来るだろうね!私が苦労して栽培を成功させたからね」
すると美憂姉が瞳さんにこう言った。
「前から裏庭にはいちごが出来てるとは聞いていて遠くからは前に見たことがあったけど、こんなにたくさんあるとは思わなかったよ! 」
「私自身もある程度は出来るかなとは思っていたけど、さすがにこれは予想外だよ!亡くなったお父さんがいちごを栽培していてそれを見ていた私は、お父さんに栽培の方法を聞いてからいつかお父さんみたいにとは難しくても、出来るだけ多くのいちごを栽培出来たらなって思っていたからね」
「その願いが今、叶ったと言う訳だね」
「そうだね!ここまで出来るなんて本当に思っていなかったからすごく嬉しいね。でもこれは、いちご荘のみんなが大きな喧嘩したりせずに仲良く過ごしてくれたこともいちごさんからしたら良い環境だったと思うからね」
「そうだよね!周りが喧嘩していたりすると、いちごさんからしたら嫌な気持ちになってしまうからどうしても悪影響になってしまうからね。
そう考えると、このいちごは貴重だね」
「そうなのよ!だから確かに数はたくさんけど、苦労して育てたいちごだから売ったりはする予定はないね」
そして瞳さんが良い話を続けてるとすみっちが早くも食べたい気持ちが抑えきれなくなっていた。
「お母さん、早く洗って食べようよ~ 」
「はい、はい!分かったから純子ちょっと待ってね」
「すみっちは、いちごものすごく好きなんだね! 」
「みゆちん、私いちごは、昔から大好きなんだよ!
だからいっつも早く食べたくなってしまうんだよね」
すると羽衣ちゃんは、笑いながらこう言った。
「ふふふっ、すみっちは本当に可愛くて良い意味で子供だなって思うよ」
「だっていちごが目の前にあると我慢できないんだもん! 」
「佳乃もいちごは昔から好きだから我慢できなくなる気持ちは分かるね」
「よしりんもなんだぁ!私と同じだね!これは、いちご大好き同盟を作れそうかも」
それから僕たちは、いちご狩りを始めていき一人あたり約150個ずつくらいの大容量になり、それから手といちごを洗って蔕を取る作業を僕と美憂姉で頑張ってからいよいよいちごを食べる時がやって来た。
そして瞳さんがみんなに呼び掛ける。
「それでは今からいちごを食べる時間にしますが、今、食べるのは一人10個ずつとします。そして残ったいちごは、これから色んなものに使っていく予定ですので楽しみにしておいてください!それでは、みなさん食べてくださいね! 」
そしてみんないちごを食べ始めるのであった。




