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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン1 〜Strawberry spring〜
44/302

Story43「妹からの誘い」

「 やっぱりお兄ちゃんは、優しいね! 」



 僕は、すみっちに何かできることは無いのか考えていた。



 「そんなことないけどね!ただ計算はできた方が良いからな‥。よし!僕が算数のテストを定期的につくってあげるから、それで苦手な掛け算とわり算を克服していかないかな? 」



 するとすみっちの表情がすごく明るくなった。



 「えっ、お兄ちゃんがテストの用紙を作ってくれるなら喜んでやるよ! 」



 「よし、それじゃこれからも頑張ってね! 」



 「うん、ありがとう! 頑張るよ! 」



 「他に聞いておきたいこととかはないかな? 」



 「うん、ないよ!やっぱり5年になって計算がある程度悪いと、テストの点数が下がりやすくなるみたいだからね」



 「そうだな。計算と文章問題は重要性が高いからな」


 「それじゃ、お兄ちゃん今日は、私と一緒にお風呂に入らない? 」



 「すみっち、何言ってるんだよ!入りません! そんなこと他のメンバーや瞳さんにバレたらどうするんだよ!みんな僕を変な扱いするよ」



 「他のメンバーなら大丈夫だよ!だって私、美憂姉ちゃんや羽衣姉ちゃんたちにもよくお兄ちゃんとお風呂に入りたいって言ってるもん! 」



 「そしたら美憂姉たちどういった? 」



 「それはダメだよって言われた‥ 」



 「そりゃそうだよ! 」



 「でも私は、お兄ちゃんにはもっと私を妹として見てほしいの!だから諦めないよ! 」



 「そこは、諦めるところだから!ちなみに瞳さんは、どう言ってた? 」



 「お母さんは、優くんが良いって言ってくれてすみっちが優くんに変なことしたりしないなら一緒に入浴しても良いよって前に許可を得てるんだよ! 」



 「瞳さんもそこは、許可するところじゃないだろう! 」



 「でも私ね、お父さんが小さい頃に無くなってしまったからお父さんとの記憶がほとんど無いんだよね… 」



 「そうだったんだ…すみっちの事情について知らなかったから強く言ってしまって辛いこと思い出させてしまってごめんね‥ 」



 「お兄ちゃん悪くないんだから謝らなくて良いよ!

ただ、私はお父さんもいなければ実の兄がいるわけでも無いからお兄ちゃんが一緒にお風呂に入ってくれることによって良い思い出が出来るかなって思ってるの。ごめんね。私の身勝手な都合で‥ 」



 「すみっち、謝らなくて良いよ!話してくれてありがとう!それじゃ一緒にお風呂に入ろっか! 」



 「えっ、でも他のメンバーにバレたらどうするの? 」



 「その時は、僕がすみっちとお風呂入りたかったからって言うから」


 

 「でも実際は、私から誘っててお兄ちゃんは、私と入りたいって言う気持ちはあまり無いと思うし… 」



 「すみっちと一緒に入りたい気持ちなら正直、すごくあるよ!ただ、僕はお互い異性でしかもすみっちは11歳だからやっぱり立場上、教育の面とかを考えてしまうの」

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