Story39「二人きり」
よしりんは、ものすごく嬉しそうな表情をしていた。
「僕の方こそ、誘ってくれてありがとう! 」
その後、よしりんにミニタオルを買ってあげてから僕たちは、ライブ会場に向かい、なんと前から2番目の席に座ることができた。
「いよいよ、始まるね! 」
「うん、そうだね! 」
するとツナーポケットのメンバー全員が出てきていよいよライブが始まる。
「みなさん、神戸スタジアムへようこそ!最後まで元気よく歌っていきたいと思いますボーカルのナイロンです!どうぞよろしくー 」
「同じくボーカルのトーダイです!今日はみなさんを笑顔にしていけたらと思っております。どうぞよろしくー 」
「そして俺がDJのパーティです! どうぞよろしく!! 」
僕は、そっとよしりんの表情を覗いてみると、ものすごく楽しそうな表情をしていて僕も嬉しい気持ちになってきた。
その後、ツナーポケットのライブが始まり「一週間 ~君に送る歌~」、「愛してたよ ~1億回の後悔~」等の名曲等で僕たちを含む会場全体が大いに盛り上がりライブは、無事に幕を閉じたのである。
そしてライブの帰り道によしりんがこう言った。
「すごく楽しかったー! やっぱり優くんと一緒だと幸せだよ」
「僕もよしりんと一緒ですごく楽しかったよ! 」
「ほんとに?そう言ってくれてありがとう! 」
するとよしりんは、僕の手にそっと触れながら繋いでくれた。
「ちょっとだけ繋ぎたかったから… 」
「別に二人の時だったら、いつでも繋いでくれていいよ」
「えっ、良いの? ありがとう! やっぱり優くんには勝てないよ」
「どうしてそうなるのかな?だって、よしりんプロレスで実績すごいじゃん」
「そんなことないよ!まだまだだよ私は… でも仮に私が練習や経験を積んでいって強くなったとしても優くんには勝てないよ!だって、優くんと一緒にいるとドキドキが止まらないから 」
「僕もよしりんと一緒にいると、ドキドキが止まらないよ! 」
「そうなの? 優くんがドキドキしてくれてると嬉しいなぁ。ねぇ…これからは、私の事たまにで良いからよしりんじゃなくて佳乃って呼んでくれないかな? だって、私は優くんって呼んでるんだからね」
佳乃ちゃんは、すごく恥ずかしそうにしながら僕に気持ちを伝えてくれた。
「うん、良いよ!それでは、佳乃ちゃん… 」
「優くん! 」
すると佳乃ちゃんは、僕に抱きついてきた。
「ちょっと、佳乃ちゃん外だよ」
「別に良いもん。抱きつきたい気持ちが最高潮になったら場所問わずに我慢なんてできないもん」
「佳乃ちゃん… 」
佳乃ちゃんは、しばらくの間、僕に抱きついていた。
「やっぱり優くんには勝てないって身体と心がそう言ってる気がする」
「僕も佳乃ちゃんには、勝てないよ!だって可愛くて魅力的で、普段の時とのギャップがすごくてたまらなくなるから」




