Story32「いよいよあの日が‥」
「だから優くんは、私たちを身体目的にしていなくて、ただ優しくしてくれて純粋な気持ちを私たちに向けてくれるから惚れちゃうのよね~!なんで今まで優くんがモテなかったのか不思議だよ」
「僕は、あまり女の子と接する事がなかったからね」
「そうだったんだ!でも今は、女の子と接する日々が続いてるから昔とは正反対のくらしになってるんじゃない? 」
「そうだね!友達すらいなかった僕にたくさんの女の子に囲まれる日々が来るなんて思ってもいなかったからね」
「優くんもこれからは、甘えたいとか抱きつきたいとか思うときがあったらいつでも私たちに抱きついたら良いんだからね」
「美憂姉、ありがとう!今は、ドキドキしすぎてちょっと休みたいくらいかな」
僕が苦笑いしながら答えると、さっちゃんが僕にこう言ってきた。
「な、何言ってるんだよ!私とみゆちんが同時に接近してきてくれるなんて、普通はあり得ないことなんだから感謝してよねっ」
「そうだな…夢のような事ではあるもんね」
「あっ、分かってるとは思うけど、私たちの昨日の酔いすぎた事とか他のメンバーや他の人には言わないでよねっ! 」
「美憂姉もさっちゃんも誰にも言わないから大丈夫だよ!僕は、言われて嫌な事は他の人に話したりしないから」
「ありがとねっ!約束守ってくれるなら、たまになら甘えてあげても良いよっ」
「約束守るから大丈夫だよ! 」
すると美憂姉が恥ずかしそうにしながら言った。
「私も約束守ってくれるならまた、一緒にドキドキしようね」
「うん!美憂姉も約束守るから大丈夫だよ! 」
それから二人とも僕に抱きついてから僕たちは、中央部屋に向かっていくのであった。
その後、僕と美憂姉は、翌日から服屋さんでのお仕事を頑張っていき特に美憂姉は、今まで以上に張りきるようになった。
そして、さっちゃんも今まで大学の勉強には、あまり身が入らなかったのだが、あれから勉強するようになり調子が上がってきたのであった。
それから月が変わり僕がいちご荘に来てから早くも1ヶ月が経過し、月はじめの日曜日になり、メンバー全員の都合が一致したためまた、あの討論会が開催されるためメンバー全員が中央部屋に集まっていた。
「また、ガールズトーク討論会が開催されるんだね。 僕が混ざってて大丈夫なのかな? 」
すると横に座っていたすみっちがこう言ってくれた。
「大丈夫だよ!と言うかお兄ちゃんが参加してくれていないと盛り上がらないからつまらないんだからね」
「そうなのかな‥ 」
「そうだよ!女の子のトークが間近で聞けるんだから明るくいかなくちゃ! 」
「うん‥そうだね」
すると美憂姉がメンバー全員に向かって話し始める。
「今回もみなさん集まってくれてありがとうございます!それでは、今回のガールズトーク討論会のお題を発表します」
次回、ガールズトーク討論会のお題が明かされる。




