Story30「生暖かさ」
そして僕は、変な生暖かさで目を冷まし時計を見てみると深夜の3時頃で、美憂姉は相変わらず全裸で寝ており、さっちゃんが僕の身体に乗ってきて爆睡している。
それにしてもこの生暖かさは、なんだろう…
僕は、おしっこ漏らしていないよな。
そして少し身体を起こして見てみるとさっちゃんのいちご柄の下着から漏れているのが分かった。
さっちゃんだったんだ…これは起こしてあげないと
僕は、さっちゃんの身体を軽く揺らしながら起こしていく。
「さっちゃん、ちょっと起きてくれないかな? 」
するとさっちゃんは、ゆっくりと目をさます。
「さっちゃん、おしっこが漏れてるみたいだよ‥ 」
「あっ!本当だっ! 優くんごめんね‥」
「謝らなくていいよ! ちょっと履き替えて方が良いと思うよ」
「うん、分かった‥ 」
さっちゃんは、自分で履き替えようとするが、まだ酔いが抜けていないため身体がフラフラして後ろに倒れそうになりながらも下着を脱いでいき僕に渡す。
「なんとか出来たよ…本当にはしたなくてごめんね‥ 」
「気にしなくていいよ! 替えの下着は、取りに行けるかな? 」
「ちょっと時間はかかるかもしれないけど、取ってきて履いてくるね‥ 」
「分かった!それじゃ待ってるからね」
それからさっちゃんは、部屋に行って新しい下着を取りに行き履き替えてきた。
「戻ってきたよ! 」
「ありがとう!それじゃ風邪引いてもいけないから上の服着れるかな‥ 」
「うん、着てみるね」
するといきなりこう言ってから僕の口にキスをしてきた。
「私のこと嫌いにならないでね… 私は優くんがいないとダメだから」
「さっちゃん…大丈夫だよ!嫌いにならないから」
僕がそう言うと何とか上のシャツを着てからそのまま横にたおれこんで眠りについた。
そして僕は、さっちゃんの生暖かさが残っている下着を今は、洗濯機は時間的に使えないので、畳んでさっちゃんの横に置いてあげた。
それから僕は、寝不足のまま朝を迎えて、二人とも目をさますと驚きながら慌てて服を着る。
「優くん、美憂また裸になっていたの? 」
「う、うん… 気持ちいい夢を見させてって言いながら裸で寝ていたね‥ 」
「優くん、本当にごめんなさい!嫌だったよね。変なものばかり目に入って‥ 」
「別に嫌ではなかったけど、ちょっと刺激が強すぎだったかな… 」
「私ったら優くんに何してるんだよ… 」
美憂姉は、かなり落ち込んでいき、さっちゃんは、僕に質問をしてきた。
「優くん、もしかして私、漏らしちゃったの‥ 」
「う、うん…ちょっとだけどね… 」
「20歳の女がすることじゃないよねっ…気持ち悪い女って思ったでしょ… 」
「そんなこと思ってないよ! 」
「思ったはずだよ!だって私、今回は飲みすぎて酔ったのが原因ってわかってるから。もう終わったよ‥。生きたくなくなってきた。 」




